ミッティランに逆転を許したマンチェスター・U [写真]=Man Utd via Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグが18日に行われ、ミッティランとマンチェスター・Uが対戦した。
グループDを2位で突破したミッティランがホームにマンチェスター・Uを迎えての一戦。チャンピオンズリーグでグループステージ3位に終わりELへまわることとなったマンチェスター・Uは、ケガ人が続出。主将のFWウェイン・ルーニーに加え、試合直前にはGKダビド・デ・ヘアも負傷し、GKセルヒオ・ロメロが急遽スタメンに入ることとなった。また、DFラインにもパディ・マクネアーやドナルド・ラヴといった若手選手が起用されている。
最初にチャンスを作ったのはマンチェスター・U。8分、ハーフウェイライン付近でボールを奪ったジェシー・リンガードがドリブルで持ち上がりエリア内左にスルーパス。これを受けたメンフィス・デパイが左足で狙ったが、シュートはDFにブロックされた。
一方のミッティランは11分、右CKにゴール前のキアン・ハンセンが頭で合わせたが、ここはGKロメロが好セーブで凌いだ。36分にもミッティランに決定機が訪れる。自陣からのクリアボールでDFラインの背後をとったヴァーツラフ・カドレツがGKと1対1となったが、ここもロメロのセーブに遭い、得点とはならない。
するとピンチを凌いだマンチェスター・Uは37分、右サイドからのクロスをゴール前のデパイが押し込み、貴重なアウェーゴールを奪った。ところが44分、ミッティランは相手のパスミスからボールを奪うと、ドリブルでゴール前に切れ込んだピオーネ・シストが右足のシュートを枠の右隅に決めて、前半のうちに試合を振り出しに戻す。
後半に入ると、ミッティランがカウンターから相手ゴールを脅かす場面を作ったが、GKロメロの好守もあり、スコアは動かない。それでも77分、エリア手前でドリブルを仕掛けたパウル・オヌアチュが、一度はボールを失ったものの、自ら奪い返し右足でミドルシュート。これがゴール左下に決まり、ミッティランが試合をひっくり返した。
結局この得点が決勝ゴールとなり、ホームのミッティランが2-1で先勝。マンチェスター・Uはアウェーゴールを奪ったものの、逆転負けを喫している。
セカンドレグは25日、マンチェスター・Uのホームで行われる。
【スコア】
ミッティラン 2-1 マンチェスター・U
【得点者】
0-1 37分 メンフィス・デパイ(マンチェスター・U)
1-1 44分 ピオーネ・シスト(ミッティラン)
2-1 77分 パウル・オヌアチュ(ミッティラン)
By サッカーキング編集部
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