ローマ戦を観戦したフェイエノールトサポーター [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグが19日に行われ、フェイエノールトはアウェーでローマと対戦した。この試合に向けてローマ入りしていたフェイエノールトサポーターが、2度に渡って暴動を起こしていたと、19日付のイギリス紙『デイリーメール』が報じている。
最初の暴動は試合前日の18日に起きた。これにより33人のサポーターが逮捕され、10人はすぐに釈放されていたが、8人のサポーターは3万3000ユーロ(約450万円)の罰金に処された。
そして2度目は試合当日の19日午後、ローマ中心地にあるスペイン広場周辺でサポーターが警官と衝突。暴徒と化したサポーターが警官に向かって発煙筒やビンを投げ込むなどし、双方に負傷者が出る事態となっていた。また、17世紀に作られた“舟の噴水”が大きく欠けるという被害も出た。
チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグが再開した今週、パリに訪れたチェルシーサポーターによる人種差別行為など、各地でサポーターの起こす問題行動が話題になっている。
暴動があったものの予定通り行われた試合は、コートジボワール代表FWジェルヴィーニョのゴールでローマが先制するも、元トルコ代表FWコリン・カジム・リチャーズのゴールでフェイエノールトが追いつき、1-1の引き分けで終了している。