ラボーナでスーパーゴールを決めたラメラ [写真]=Getty Images Sport
ヨーロッパリーグ・グループC第3節が23日に行われ、トッテナムはアステラス・トリポリスと対戦した。この試合に先発出場したアルゼンチン代表MFエリク・ラメラが、“ラボーナ”で得点を決め話題になっている。イギリス紙『デイリー・メール』など各紙が取り上げている。
“ラボーナ”とは、軸足の後ろから蹴り足を交差させる蹴り方で、相手ディフェンスを混乱させる効果があるとされている。試合中では元ブラジル代表MFロナウジーニョや、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドなどが披露している。一方で、正確性やキックの威力が失われるなどのデメリットも多く、チャンスの場面で行われることは少なく、一部では“テクニックの誇示”に過ぎないとも言われていた。
しかし、この試合でラメラは見事なラボーナを披露する。30分、U-21イングランド代表FWハリー・ケインからパスを受けたトーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨールが、ボールをキープしようと試みたが相手ディフェンスに阻まれる。しかしこぼれ球がペナルティエリア手前に転がると、中央に構えていたラメラの足下に。ゴールまで約18メートル、一瞬の迷いもなくラボーナを選択したラメラのシュートは、華麗な放物線を描きサイドネットに吸い込まれた。
チームを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、「ラメラのゴールは素晴らしかった。信じられないゴールだったね。サポーターにとってもいいものになったし、彼がいいプレーをして嬉しく思うよ」と語り、同選手のプレーに魅了されたことを明かしている。
なおトッテナムは、ラメラの2得点、ケインのハットトリックの活躍により、5-1で勝利した。