キャプテンとして先発出場したグアリン(右) [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ・グループF第3節が23日に行われ、インテルが本拠地ジュゼッペ・メアッツァにサンテティエンヌを迎えた一戦は、ゴールレスドローに終わった。ふくらはぎの筋肉を傷めている日本代表DF長友佑都は招集外となっている。
2連勝でグループFの首位に立つインテルは、2-2のドローに終わった直近のナポリ戦からスタメンを6人変更。長友を含めてジョナタンやダニーロ・ダンブロージオなど負傷者の多い右ウイングバックにイブラヒマ・エムバイェが入り、キャプテンを任されたフレディ・グアリンがマテオ・コバチッチと共にマウロ・イカルディの後方で起用された。
立ち上がりからボールを保持するインテルは、5バックを敷くサンテティエンヌに対し、裏を狙うイカルディにボールを送って攻撃を仕掛けていく。11分にはグアリンのパスに抜け出したイカルディがシュートに持ち込むも、これは枠を大きく外してしまった。
イカルディの抜け出し以外に攻め手のないインテルは、徐々に攻めあぐねていく。人数をかけて自陣で守備を固めるサンテティエンヌを前にチャンスを作り出せず、逆に相手のセットプレーからゴールを脅かされた。結局、低調な出来に終始したインテルは、ゴールレスで前半を終えた。
迎えた後半も攻めあぐねるインテルは、53分にヤン・エムビラが負傷交代となり、エルナネスが送り出される。63分にはボックス右で粘ったグアリンのクロスをボックス左で受けたズドラヴコ・クズマノヴィッチが左足でシュート。決定的な場面だったが、これはGKステファヌ・リュフィエの好守に阻止された。
一方、サンテティエンヌは65分にリッキー・ファン・ヴォルフスヴィンケルに代えてケビン・モネ・パケを投入。ストライカーを入れ替えてゴールを目指した。68分にはカウンターからボックス右で仕掛けたケヴィン・テオフィル・カテリンのクロスがファーサイドまで流れると、これを受けたフランク・タバヌが左足で強烈なシュート。しかし、これはGKフアン・パブロ・カリーソの正面に飛んでチャンスを生かすことができない。
するとインテルは70分、グアリンを下げてロドリゴ・パラシオを投入。イカルディとの2トップに変更し、ゴールをこじ開けにいく。ここから攻勢をかけ始めるが、最後までサンテティエンヌの守備を崩せずに試合は終了。攻撃が不発に終わったインテルは、サンテティエンヌと勝ち点を分け合った。
また、グループFのもう1試合、ドニプロ対カラバフは0-1でカラバフが勝利。この結果、グループFはカラバフがサンテティエンヌを抜いて2位に浮上している。
(記事/超ワールドサッカー)