今シーズン途中からベティスに加入したアダン [写真]=Getty Images
13日に行われたヨーロッパリーグ決勝トーナメント2回戦ファーストレグ、注目の一戦となった“セビージャ・ダービー”は、アウェーのベティスが2-0でセビージャに勝利した。
リーガ・エスパニョーラの20位が敵地で7位を破るという番狂わせを演じたベティス。完封勝利の最大の立役者は、ファインセーブを連発したGKアントニオ・アダンだろう。しかし、試合後のインタビューに応じたアダンは、自身の活躍よりもチームのハードワークを強調した。
「自分はヒーローではない。僕達は、個人が目立つためではなく、チームが輝くために戦っている。今日は素晴らしい試合をもって、そういった姿を披露することができた。全員が持てる力を出し尽したし、とりわけ前線の選手の献身的な働きは大きかった」
一方、ガブリエル・カルデロン監督は、最近の公式戦4試合で3勝1分と急に調子を上げてきたチームへの手応えを述べると共に、冬の移籍市場でアダンを獲得できたことの重要性を説いた。
「我々は少しずつ進歩を遂げている。そして、チームの成長のために守護神を必要としていたところに、ちょうどアダンが来てくれた。彼がチームにいるのは幸運だ」