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ケインが“圧巻2発”で決定力発揮! バイエルン、フラメンゴを4-2撃破でクラブW杯8強入り

2025.06.30

フラメンゴを下したバイエルン [写真]=Getty Images

 FIFAクラブワールドカップ2025・ラウンド16が29日に行われ、フラメンゴ(ブラジル)とバイエルン(ドイツ)が対戦した。

 グループCで2勝1敗を記録し、ベンフィカに次ぐ2位でラウンド16へ駒を進めたバイエルン。旧フォーマットで開催された2020年大会以来の優勝を目指す“ドイツの盟主”が、決勝トーナメント初戦を迎えた。対するは、グループDを2勝1分の無敗で首位通過したフラメンゴ。同クラブはグループステージ第2節でチェルシーから3-1の勝利を収めており、今大会2度目の“欧州喰い”と8強入りを目指してバイエルンと戦う。

 試合は開始早々の6分にバイエルンがスコアを動かす。立ち上がりから攻勢を強め、2本連続で左サイドでのフリーキックを獲得。キッカーを務めたヨシュア・キミッヒがインスイングのクロスを送ると、ニアに飛んだボールをフラメンゴのエリック・プルガルが頭で触る。しかし、クリアを試みたヘディングは後方に逸れ、バイエルンがオウンゴールで先制に成功。フラメンゴは不運な形で失点を喫した。

 さらに9分、ミカエル・オリーズが敵陣右サイドをドリブルで前進。味方への横パスは合わなかったものの、ボールを繋ぎ始めたフラメンゴにすぐさま組織的なプレスを行う。ダヨ・ウパメカノがピッチ中央で奪い返し、こぼれ球を拾ったハリー・ケインが反転から左足を一振り。ペナルティエリア手前より放ったグラウンダーの一撃がニアを射抜き、バイエルンが追加点を挙げた。

 一方のフラメンゴも33分に反撃。ポゼッションでバイエルンを押し込みつつ、左サイド高くに張ったアレックス・サンドロへとボールがわたる。バックパスを受けたルイス・ジ・アラウージョがワンタッチでクロスを入れ、ニアで待つジョルジアン・デ・アラスカエタがフリック。ゴール正面にポジションを取ったジェルソンが左足を思い切りよく振り抜くと、強烈なダイレクトシュートがネットに突き刺さった。

 すると、41分に再びバイエルンがリードを広げる。右サイドのコンラート・ライマーがボールを持ち、ライン際のオリーズに預けながら内側のスペースをスプリント。ポケットでパスを受け直したものの、一度は相手にボールを奪われてしまう。だが、ルイス・ジ・アラウージョのクリアをレオン・ゴレツカが回収。ボックス手前から放ったミドルシュートがGKの逆を突き、バイエルンが再度リードを2点に広げた。

 そんななか、後半開始直後にまたもフラメンゴが1点差に迫る。ボックス右角からアラスカエタがクロスを入れると、ボールはブロックを試みたオリーズの手に直撃。フラメンゴがPKを獲得する。PKの名手として知られるジョルジーニョがキッカーを務め、冷静に成功。今夏に加入したばかりのジョルジーニョがフラメンゴでの初ゴールを記録し、フラメンゴがリードを縮める。

 それでも73分にバイエルンのエースが再び魅せる。フラメンゴのボックス手前で一度相手にボールを奪われたが、前線から囲い込むように即時奪回。バイタルエリアで前を向いたキミッヒが、視線を外しながらマーカーの逆を取る縦パスを出す。引き出したケインが反転から右足で流し込み、バイエルンが4点目をマークした。

 結局、そのまま試合は4-2で終了。勝利したバイエルンがラウンド16を突破した。準々決勝は来月5日に行われ、バイエルンはパリ・サンジェルマン(PSG/フランス)と対戦する。

【スコア】
フラメンゴ 2-4 バイエルン

【得点者】
0-1 6分 オウンゴール(バイエルン
0-2 9分 ハリー・ケイン(バイエルン
1-2 33分 ジェルソン(フラメンゴ
1-3 41分 レオン・ゴレツカ(バイエルン
2-3 55分 ジョルジーニョ(PK/フラメンゴ
2-4 73分 ハリー・ケイン(バイエルン

By サッカーキング編集部

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