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FIFAの目論見が…? クラブW杯GS第1節の平均観客収容率は「約56%」、客入りの“バラつき”が浮き彫りに

2025.06.20

蔚山HD(韓国)とマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)の試合はスタンドが“ガラガラ”に…… [写真]=Getty Images

 FIFAクラブワールドカップ2025・各グループの第1節が14日~18日(いずれも現地時間)にかけて開催された。今大会は出場チームが32チームに拡大される初めての大会となり、2024-25シーズンの欧州王者であるパリ・サンジェルマン(フランス)や、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ擁するインテル・マイアミ(アメリカ合衆国)、そして浦和レッズといった各大陸の名門クラブが一堂に会する。だが、グループステージが1周目を終えたところで、大会主催者である国際サッカー連盟(FIFA)の目論見通りは早くも外れているように見える。

 スペインのラジオ局『カデナ・セール』が20日(現地時間)に伝えたところによると、グループステージの16試合におけるスタジアム入場者数を調査したところ、ちょうど半数、つまり8試合でスタジアム収容可能人数の半分を下回っていたという。『カデナ・セール』は客入りの悪さの原因について「グループステージ全体を通して、特に欧州強豪クラブのようなマーケティング力や知名度を欠くチーム同士の試合は、最高レベルのサッカーとは程遠いものとなっていることは明らか」と指摘。また「アメリカ合衆国はサッカーファンの規模が世界最大ではなく、多くのチームもほとんど知られていない」と、大会開催国の“サッカー熱”の高さにも疑問を呈した。

 なお、14日(現地時間)に行われたアル・アハリ・カイロ(エジプト)とインテル・マイアミの大会開幕戦は、メッシ効果や自国チームの登場という“引き”もあり、『ハードロック・スタジアム』には60,927人もの観客が集結。93%もの観客収容率を記録した。最も高い割合を記録したのは18日(現地時間)に行われたレアル・マドリード(スペイン)vsアル・ヒラル(サウジアラビア)戦で、同じく『ハードロック・スタジアム』は96%の大入りだった。

 しかし、各グループ第1節の平均観客収容率は「約56%」と停滞。『カデナ・セール』が指摘したように、欧州の列強クラブが絡まない試合で入場者数が落ち込み、平均値を押し下げてしまった格好だ。

By サッカーキング編集部

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