2016.12.17

ジダン監督、決勝へ「準備万端」 日本サッカー界には賛辞「努力の賜物だ」

ジダン
記者会見に出席したレアル・マドリードのジダン監督 [写真]=Anadolu Agency/Getty Images
サッカー総合情報サイト

 FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016決勝を翌日に控え、レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダン監督が記者会見に出席した。

 欧州王者としてクラブW杯に臨んでいるレアル・マドリードは、内容は「あまりよくなかった」(ジダン)ものの、クラブ・アメリカを2-0で下し、順当に決勝進出を果たした。ジダン監督は、「(準決勝は)長旅やピッチの状態も準備できていない部分があったが、決勝に向けては準備万端だよ」と話すと、「タイトルは重要で、そのために日本にきた。いいサッカーをしたい」と意気込みを語った。

 決勝では、開催国代表として出場し、快進撃を見せている鹿島アントラーズと対戦する。ジダン監督は「我々は準決勝1試合、相手は3試合して、頑張ってきたから決勝まで来た。自分たちは明日の試合に準備して臨みたい」と述べると、日本サッカー界に称賛の言葉を送った。

「かなり前から日本サッカーは改善された。ここ数年の話ではない。欧州のビッグクラブでプレーする選手もいる。日本の関係者の努力の賜物だろう。監督としては自分たちのプレーがしっかりとできて、相手が悪いことを祈るよ(笑)」

 また、今大会で導入されているビデオ・アシスタント・レフェリー(VARs)については、「何事もスタートしてから機能するまで時間がかかる。今の状況を改善するために技術を導入するのだから、我々は忍耐強く待つ必要がある。いい方向に進むように見守らなければならない。時間がかかるだろうが、少しずつ進んでいると思う」と、長い目で見る必要があるとの見解を示した。

 そして、「まずは目の前の試合に集中し、試合後には1週間のバケーションもある。そこからまたリセットして、2017年をスタートさせたい」と、今大会をいい形で締めくくり、新年につなげたいとの思いを語った。

 レアル・マドリードと鹿島アントラーズが対戦するクラブW杯決勝は、18日の19時30分にキックオフを迎える。

【ジネディーヌ・ジダン監督 会見要旨】

―――王者になるつもりか。

 このタイトルは重要で、そのために日本にきた。いいサッカーをしたい。大変な試合になると思っている。相手に苦しめられると思っている。準決勝はあまりよくなかった。長旅などやピッチの状態も準備できていない部分があったが、決勝に向けては準備万端だよ。

―――年明けにはFIFA最優秀監督賞の発表会見があり、そこでも話すだろうが、ここまでの監督生活は順風満帆だったのでは?

 チームが勝つことがとにかく目標だった。みんな僕のことをポジティブではないと思っているかもしれないが、ポジティブシンキングなんだ(笑)。素晴らしい選手に恵まれ、とてもいい形でここまで来た。

―――来日前、日本チームが決勝へ上がってくると思っていたか? アジアサッカーについての印象は?

 我々は準決勝1試合、相手は3試合して、頑張ってきたから決勝まで来た。自分たちは明日の試合に準備して臨みたい。

―――来日後は日本のファンに歓迎されてきたが、明日は対戦する。準決勝は味方だったファンはどっちを応援と思いますか?

 答えるのが難しいね(笑)。我々にとって状況は変わらないだろう。鹿島のファンはそうかもしれないが、それ以外のファンは違うかもしれない(笑)。この数日、非常に歓迎されてきたが、一度試合が始まったら集中するのみ。いいサッカーを見せたいし、勝つためにここへ来た。

―――VARsの議論があり、改善は必要か。

 何事もスタートしてから機能するまで時間がかかる。技術的には導入することはいいことでは。今の状況を改善するために技術を導入するのだから。我々は忍耐強く待つ必要がある。いい方向に進むように見守らなければ。今は変革期なので、改善されるのであればいいこと。我々はピッチにいるときは何の疑問も残す余地がないようにと思っている。それを果たすまでには時間がかかるだろうが、少しずつ進んでいると思う。

―――日本サッカーの成長はどう見ているか。

 かなり前から日本サッカーは改善された。ここ数年の話ではない。欧州のビッグクラブでプレーする選手もいる。日本の関係者の努力の賜物だろう。そして今回は日本のチームと対戦する。監督としては自分たちのプレーがしっかりとできて、相手が悪いことを祈るよ(笑)。夢のようなことは起きないだろうけどね。

―――セルヒオ・ラモスは試合への準備できていると言っていたが。

 我々の主将だ。コンディションは上がっていて、今日は練習にも参加した。力は必要だし、ピッチにいると思うよ。問題なく参加できることを祈っている。

―――監督就任から約1年。毎試合学んでいると話しているが、これまでに学んだこと。

 いろいろなことがあった。レアル・マドリードのトップチームに来てから、まだ期間が経っていない。試合を重ねることで改善できる。自分が指揮した試合で学ぶことが多い。もちろん選手は見ている。より選手を観察することで得ることもある。試合ごとによくなっているよ。

―――日本での練習はどうか。1週間という時間は足りないなどの考えがあると思う。

 当然、この大会に出場するつもりで準備してきた。この1週間は必要だった。正直に言えば毎日ホテルで暮らすのは退屈だね。でも我々はプロフェッショナルで、その生活の一部。ここでは自分たちの仕事をしたい。本当は選手たちも他のことをしたいと思う。だが、今回は1週間のキャンプのような形で進め、2試合をするということ。

―――ローテーション含め、スタメンについて。

 明日になればわかるよ。全選手が準備できているし、それが監督にとって一番大事なことだ。

―――鹿島を研究したと思うが気になる選手は?

 いつも同じことを聞かれるね(笑)。我々は個々ではなくチームとして相手を見る。対戦相手の映像はたくさん見た。非常に秩序があって、たくさん走る印象がある。明日も同じような展開になるだろう。とにかく決勝に勝ちたいと思って臨むわけなので、自分たちのベストを見せたい。

―――2014年はこの大会で勝利したが、その後のリーグ戦やチャンピオンズリーグでは敗れた。以前の経験から学んだことは?

 そういった過去は選手たちも知っている。人生は何度も同じことが起きるわけではない。過去の経験から学ぶこともある。ポジティブなこともあるし、ネガティブなこともある。まずは目の前の試合に集中し、試合後には1週間のバケーションもある。そこからまたリセットして、2017年をスタートさせたい。

ワールドサッカーキング 1月号

[主なコンテンツ]

今号のワールドサッカーキングでは、クラブワールドカップで来日するレアル・マドリードを大特集。名将への道を突き進むジネディーヌ・ジダン監督に加え、主将を務めるセルヒオ・ラモスのインタビューをお届けします。さらに、クリスティアーノ・ロナウドやギャレス・ベイルの現在に迫るストーリー原稿、レアル・マドリードを“世界最高のフットボールクラブ”に育て上げたフロレンティーノ・ペレス会長の手腕に迫る記事などを掲載。レアル・マドリードの“歴史・現在・未来”がすべて詰まった一冊に仕上がっています。今すぐ『ワールドサッカーキング1月号』をゲットしよう!

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