2016.12.14

もはや聖地?今年も南米サポが道頓堀に集結…鹿島戦へ雨の中でもチャント熱唱

アトレティコ・ナシオナル
道頓堀に集結したアトレティコ・ナシオナルのサポーター。鹿島との一戦を前に「バンデラッソ」で闘志を燃やした
海外サッカー専門誌の編集を務めた後にフリーとなり、ライター、エディター、スペイン語の翻訳&通訳、フォトグラファーとマルチに活動を展開中。

 昨年のFIFAクラブワールドカップが開催された際、南米王者リーベル・プレート(アルゼンチン)のサポーターが大阪・難波の道頓堀川周辺に集結し、“バンデラッソ(横断幕やフラッグを掲げ、チャントを歌う行為)”を行った。道頓堀と言えば、阪神タイガースが優勝した時にファンが集まるのが恒例となっている場所だが、昨年のリーベルサポーターのおかげで海外でも知名度が上がったようで、今年はアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)のサポーターがバンデラッソを行った。

 サポーターが集まったのは、鹿島アントラーズとの準決勝が行われる前日の13日19時頃。大阪地方はあいにくの雨模様だったが、サポーターたちは続々と戎橋に集まり、集団のジャンプで橋を揺らしながらチャントを歌い始める。ライバルチームであるミジョナリオスを小馬鹿にしつつ自分たちの日本行きを誇らしげに歌い上げるものあり、コパ・スダメリカーナ決勝で戦うはずだったシャペコエンセを称えるものありと、内容も様々。クラブ・アメリカ(メキシコ)のサポーターの姿もあり、エールを交換し合う姿が印象的だった。

 昨年のリーベルサポーターは橋の周囲を埋め尽くして警官隊がコントロールできないほどの大騒ぎを繰り広げ、最後には付近を通りかかったチームバスに殺到して交通をマヒさせたが、それに比べるとアトレティコ・ナシオナルのバンデラッソは小規模で、集まったのも数百人程度。しかし、彼らが放つ熱気やチームへの愛情はリーベルサポーターに負けないほど激しかった。一度は警官隊によって沈静化されたが、すぐに再集結して宴を再開させ、ずぶ濡れになりながら歌声を響かせていた。

文・写真=池田敏明

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