トッテナムが劇的逆転勝利 [写真]＝Getty Images
チャンピオンズリーグ・グループD第6節が11月1日に行われ、マルセイユ（フランス）とトッテナム（イングランド）が対戦した。
グループDでは最終節までフランクフルト（ドイツ）、スポルティング（ポルトガル）も含めた全4クラブに決勝トーナメント行きのチャンスが残されている。大混戦となったグループを勝ち抜くために、マルセイユは勝利、トッテナムは引き分け以上の成績が必要だ。“最終決戦”に向けて、マルセイユはマテオ・ゲンドゥージ、ヌーノ・タヴァレス、アレクシス・サンチェスらを起用した。一方、トッテナムはロドリゴ・ベンタンクール、ハリー・ケイン、ソン・フンミンらが先発に並んでいる。
試合は序盤から拮抗した展開に。19分にはマルセイユ。タヴァレスのパスからボックス内で前を向いたA・サンチェスが左足で強烈なシュートを放ったものの、シュートはGKウーゴ・ロリスの正面に。23分にはトッテナムにアクシデント。ソンがシャンセル・ムベンバと競り合った際、右肩が自身の顔面に入るような形になってしまう。このままプレー続行は不可能となり、イヴ・ビスマが投入された。
33分には再びマルセイユにビッグチャンス。右サイドからのクロスボールが流れてきたところにジョルダン・ヴェレトゥが反応。左足から放たれた強烈な一撃はまたもGKロリスのビッグセーブに防がれた。それでも前半アディショナルタイム、右コーナーキックをショートコーナーで繋ぐと、ヴェレトゥのクロスボールからムベンバがヘディングシュートを叩き込む。マルセイユが1点をリードしてハーフタイムに突入した。
後半に入るとトッテナムが反撃をスタート。54分、敵陣左サイドでフリーキックを獲得したトッテナムは、イヴァン・ペリシッチが左足で正確なクロスボールを供給する。最後はラングレが頭でねじ込み、トッテナムが試合を振り出しに戻した。
このままトッテナムが試合の流れを掴むと、80分にはベンタンクールが巧みなタッチでペナルティエリア内に侵入してマイナスへ折り返し。ルーカス・モウラの落としからピエール・エミール・ホイビュルクがフリーで右足を振ったものの、シュートはクロスバーに直撃した。
対するマルセイユは87分、右サイドからのクロスボールをセアド・コラシナツがフリーで合わせるも、ヘディングシュートは枠の外へ。すると後半アディショナルタイム、トッテナムが試合をひっくり返した。カウンターの流れからケインが左サイドでボールをキープすると、中央を走っていたホイビュルクを使う。ホイビュルクはそのまま持ち込んで右足フィニッシュを沈め、トッテナムが土壇場で逆転に成功した。
試合はこのままタイムアップ。トッテナムはこの勝利でグループステージを首位で終え、決勝トーナメントに進出することとなった。一方、マルセイユは引き分けで終えれば3位でヨーロッパリーグ（EL）の出場権を得られたが、最下位に転落してグループステージを終えることが決まっている。
今後のCLでは、11月7日の12：00（日本時間20：00）に決勝トーナメント・ラウンド16の組み合わせ抽選会が行われる。なお、ラウンド16・ファーストレグは2023年の2月14日、15日、21日、22日に開催される予定だ。
【得点者】
1－0 45＋2分 シャンセル・ムベンバ（マルセイユ）
1－1 54分 クレマン・ラングレ（トッテナム）
1－2 90＋5分 ピエール・エミール・ホイビュルク（トッテナム）
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By サッカーキング編集部
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