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レヴァンドフスキが意地の2発! バルサ、一時はCL敗退危機も…インテルとの撃ち合いはドロー

2022.10.13

 チャンピオンズリーグ(CL)・グループC第4節が12日に行われ、バルセロナ(スペイン)がホームにインテル(イタリア)を迎えた。

 “死の組”と称されたグループCもいよいよ折り返しの第4節を迎える。バルセロナインテルともにバイエルン(ドイツ)には敗れたものの、ヴィクトリア・プルゼニ(チェコ)には勝利。1週間前に行われた“直接対決”では、インテルがハカン・チャルハノールの得点を守り切り、1-0で勝利した。バルセロナはこの試合を落とすと決勝トーナメント進出が絶望的となる一方、インテルは敵地で白星を掴むとグループ突破が大きく近づく一戦。両チームにとって“大一番”の第4節だ。

 バルセロナは直近のラ・リーガ第8節セルタ戦(◯1-0)からスターティングメンバーを3名変更。右サイドバックにセルジ・ロベルトを起用し、センターバックではエリック・ガルシアがジェラール・ピケとコンビを組む。同試合でベンチスタートとなっていたウスマン・デンベレが先発に復帰し、ロベルト・レヴァンドフスキ、ハフィーニャと3トップを形成した。一方、インテルは8日に行われたセリエA第9節サッスオーロ戦から先発3名を入れ替えてバルセロナ戦に臨む。ステファン・デ・フライ、ミラン・シュクリニアル、ヘンリク・ムヒタリアンが先発に名を連ねた。最前線はエディン・ジェコとラウタロ・マルティネスのコンビとなっている。

 試合は序盤から激しい展開となり、両チーム多くのシュートチャンスを作り出す。最初にビッグチャンスを迎えたのはバルセロナ。9分、ハフィーニャの蹴った右コーナーキックをレヴァンドフスキが頭で合わせる。GKアンドレ・オナナは1歩も動けなかったものの、カバーに入っていたムヒタリアンのクリアに遭ってゴールとはならず。

 続く17分にはインテルがセットプレーから決定機を迎える。敵陣右サイドで獲得したフリーキックをチャルハノールが蹴ると、GKとDFの間に送られたボールにジェコが合わせる。シュートはクロスバーを叩き、こぼれ球をデ・フライが狙ったものの得点には繋がらない。28分には自陣でガビからボールを奪ったニコロ・バレッラがボールを持ち運び、右を追い越してきたデンゼル・ダンフリースを使う。ボックス内から放たれた右足シュートはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが弾き出した。

 36分にはバルセロナ。左サイドに流れたレヴァンドフスキのクロスボールをハフィーニャがダイレクトで叩くも、シュートは枠の外へ。それでも40分、サイドチェンジのボールが右サイドに送られると、ウスマン・デンベレがフェデリコ・ディマルコとの競り合いを制してマイボールに。右サイド深い位置で前を向くと、フリーのセルジ・ロベルトを使う。マイナスへの折り返しをウスマン・デンベレが押し込み、バルセロナが先手を取った。

ウスマン・デンベレ

デンベレのゴールでバルセロナが先制 [写真]=Getty Images

 バルセロナの1点リードで折り返した後半、インテルが試合を振り出しに戻す。50分、左サイド高い位置でスローインからボールを受けたアレッサンドロ・バストーニが、フリーで最終ラインの背後に正確なフィードを供給。抜け出したバレッラが左もものトラップから強烈なシュートを沈め、インテルが同点に追い付いた。

 さらにインテルは63分、セルヒオ・ブスケツのパスをカットしたチャルハノールが持ち運び、ファーサイドへふわりとしたクロスボールを送る。ラウタロ・マルティネスは胸トラップで対峙したエリック・ガルシアを抜き去り、右足を振り抜くと、左ポストに当たってゴールに吸い込まれた。インテルが逆転に成功している。

 勝たなければCL敗退が決まってしまうバルセロナは70分、ゴール前の混戦からレヴァンドフスキがネットを揺らしたものの、オフサイドでゴールは認められず。72分にはデンベレのパスから再びレヴァンドフスキが右足で狙ったが、シュートはGKオナナの好セーブに防がれた。それでも82分、左サイド高い位置をとった途中出場のアレハンドロ・バルデがクロスボールを送ると、レヴァンフドフスキがヘディングシュート。一度はブロックされたものの、こぼれ球を叩き込み、再び試合は同点に戻った。

 逆転を目指してバルセロナが前への圧力を強めたものの、89分、インテルはGKオナナからのパントキック1本でラウタロ・マルティネスが裏を取る。右サイドで時間を作って中央へ折り返すと、駆け上がってきたロビン・ゴセンスが左足でネットを揺らした。

 インテルが勝ち越しに成功した直後、バルセロナも意地を見せる。後半アディショナルタイム、エリック・ガルシアのクロスボールからレヴァンドフスキがヘディングシュートを沈め、試合は再び振り出しに。試合展開がオープンになると、直後にはクリスティアン・アスラニがGKと1対1のチャンスを迎えるが、GKテア・シュテーゲンのファインセーブで危機を脱した。

 試合はこのままタイムアップ。裏で行われているバイエルンが4連勝を飾ったため、バルセロナは負ければ敗退が決まっていたものの、最悪の状況は免れた。しかし、インテルとの勝ち点差は「3」のまま。インテルは残り2戦を優位な状況で戦うことができ、バルセロナは先ず2戦2勝が求められる。

 次節は26日に行われる。バルセロナはホーム連戦となり、バイエルンと対戦予定だ。一方、インテルは本拠地に戻り、ヴィクトリア・プルゼニとの一戦に臨む。

【スコア】
バルセロナ 3-3 インテル

【得点者】
1-0 40分 ウスマン・デンベレ(バルセロナ
1-1 50分 ニコロ・バレッラ(インテル
1-2 63分 ラウタロ・マルティネス(インテル
2-2 82分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ
3-2 89分 ロビン・ゴセンス(インテル
3-3 90+2分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ

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By サッカーキング編集部

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