ピッチ乱入者を体当たりで吹っ飛ばしたカー [写真]=Getty Images
8日に行われた女子チャンピオンズリーグ・グループA第5節チェルシー対ユヴェントス戦での出来事が話題を呼んでいる。9日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えた。
同試合は87分から88分にかけて、一人の男が試合に乱入し、携帯を片手にピッチ上を闊歩。試合が一時中断していた。この状況のなか行動を起こしたのが、チェルシーのオーストラリア女子代表FWサム・カーだった。カーが強烈なタックルをお見舞いして侵入者を吹っ飛ばすと、侵入者は地面に叩きつけられ、そのまま警備員に追われる形でピッチを後にした。
スタンドの観客はカーの行為に拍手を送ったが、主審は同選手に対してイエローカードを提示している。なお、試合はスコアレスドローに終わり、チェルシーは今季初の無得点となった。
ソーシャルメディア上でもカーへの賛辞が相次ぐ一方、チェルシーのエマ・ヘイズ監督は部外者がピッチに乱入した事実そのものを問題視。試合後、次のように語った。
「(侵入者は選手とセルフィーを撮るのに)なぜ試合終了まで待たなかったのか。その時にいくらでも写真を撮ることができたはずです。真面目な話、私たちは選手の安全について考えなければなりません」
By サッカーキング編集部
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