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メッシ失敗のPKはやり直すべきだった? ヴェラッティの“侵入”を見逃した「VAR史上最大級のミス」

バルサのメッシ(手前)とPSGのヴェラッティ(奥) [写真]=Getty Images

 10日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグのパリ・サンジェルマン(PSG)対バルセロナ戦におけるPKの場面をめぐって、議論が紛糾している。

 アウェイで行われたファーストレグを4-1で先勝したPSGは、30分にキリアン・エンバペがPKを決めて先制する。対するバルセロナは37分にリオネル・メッシが強烈なミドルシュートを突き刺して1点を返すと、前半終了間際にはPKを獲得。しかし、キッカーを務めたメッシのシュートは相手GKケイラー・ナバスの足に当たってコースが変わると、クロスバーにも弾かれてしまう。結局、1-1のまま試合は終了し、2戦合計5-2で勝利したPSGが準々決勝進出を決めた。

 メッシが失敗したPKは、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によるチェックも行われ、ナバスの足はキックの瞬間、ライン上にしっかりとかかっていたことが認められた。それにも関わらず、メッシのPKはやり直されるべきだったとの指摘が相次いでいる。なぜなら、メッシがキックを蹴った瞬間、最終的にボールをクリアしたPSGのMFマルコ・ヴェラッティがペナルティアーク(※ペナルティマークから9.15メートル離れているエリアを示すための円弧)の中に侵入している様子が確認されているからだ。

 国際サッカー評議会(IFAB)が定めるルールブックでは、「キッカーとGK以外の競技者は、ペナルティーマークから少なくとも9.15メートル以上離れる」、「GKの味方競技者が反則し、ノーゴールの場合、キックは再び行われる」と定められており、メッシのPKはやり直しに相当するものだった。スペイン紙『アス』専属の元国際審判員イトゥラルデ・ゴンサレス氏は、「これは、VAR史上最大のミスのひとつだ。VARはヴェラッティの侵入を見なければならず、彼は(他の競技者よりも)1.5メートルも内側にいてボールをクリアした。しかし、VARはGKしか見ていなかったんだ」と判定を非難した。

 しかしながら、PSGのサポーターもただ黙っているわけではない。判定を非難するスペイン各紙の報道を引用したフランスメディア『RMC Sport』公式Twitterのリプライ欄には、4年前の対戦でバルセロナ側が2度も“侵入”を犯していたと主張する声が相次いでいる。

 2017年3月8日に『カンプ・ノウ』で行われたCLラウンド16セカンドレグの一戦は、ファーストレグで0-4の敗戦を喫していたバルセロナが“奇跡”を起こしてPSGに6-1の大勝を収めた。しかし、50分にメッシが決めたPKではジェラール・ピケが、後半アディショナルタイム1分にネイマール(現PSG)が決めたPKではマスチェラーノが、キックの瞬間にペナルティアークおよびペナルティエリアに“侵入”。当時のCLにVARが存在しなかったとはいえ、当時の競技規則でも「攻撃側競技者による侵入はPKを再び行う」と定められており、本来ならPKがやり直されるべき場面ではあった。あるPSGのサポーターは“侵入”の証拠写真を添えて、「4年前、彼らは何も言わなかったくせに…いざ敗退すると泣き言を言うんだな」とスペイン側の姿勢を非難している。

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