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CLで「あの黒人」発言の第4審、差別行為はなしとの結論に…母国メディアがUEFAの報告書を独占入手

ウェボ(左)とコルテスク氏(右) [写真]=Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)の試合でバシャクシェヒル(トルコ)のコーチに対する人種差別発言が疑われたルーマニア人審判のセバスチャン・コルテスク氏は、差別行為に関して欧州サッカー連盟(UEFA)からの処分を回避した模様だ。11日、ルーマニアメディア『ProSport』が報じた。

 昨年12月8日に行われたCLグループステージ最終節では、パリ・サンジェルマン(PSG)とバシャクシェヒルが対戦。すると14分ごろ、第4審判を務めていたコルテスク氏がバシャクシェヒルのアシスタントコーチを務めるピエール・ウェボ氏に人種差別的発言をしたとして、両者の間で口論が勃発。ウェボ氏が退席処分となると、両クラブの選手たちはプレーを拒否して、試合は中断となった。翌9日に新たな審判団のもとで残りの試合時間が行われ、5-1でPSGが勝利した。

 事件に関するUEFAの倫理および懲戒監察官の報告書の結論を独占的に入手したという『ProSport』は、その内容を独占的に紹介している。

「入手可能なビデオと音声の証拠から、コルテスク氏は主審との交信の際、ウェボ氏を指して『negru ăla/ăla negru(ルーマニア語であの黒人)』と言っていたことが立証された。言語学的にルーマニア語の『negru ăla/ăla negru』という表現には侮蔑的または否定的な意味合いは含まれていない」

「最も関連性の高い英語の辞書では、上記のルーマニア語表現から生じるように、形容詞として使用される『negru(黒)』という言葉は、不快感を与えるものではないと明示的に述べられている。さらに、『negru』という言葉は、人種差別と闘うために、反人種差別主義者の団体やその何百万人もの支援者によって広く使われている」

「このように、『negru ăla/ăla negru』という表現は、発言された文脈や、ルーマニア語の『negru』という単語と英語の『negro』という侮蔑的な用語との間の類似した音声学的な関係から、物議を醸していると考えられるかもしれないが、差別的または人種差別的な表現として認識されることはない。したがって、処罰対象となる行為ではない」

「上記に基づいて、条項に違反するための懲戒処分を必要とせずに、コルテスク氏らの人種差別的または差別的行動の可能性に関する調査が終了したと見なす」

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