ロヴレン(左)とサラー(右) [写真]=Getty Images
ゼニトに所属するクロアチア代表DFデヤン・ロヴレンが、2年前の代表戦でのスペイン代表セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード)に対する肘打ちが意図的なものだったと認めた。
2014年夏から今夏までリヴァプールに在籍していたロヴレンは、2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝でレアル・マドリードと対戦。同試合では、リヴァプールのエジプト代表FWモハメド・サラーがS・ラモスと競り合った際、腕を巻き込まれる形で倒れ込み、肩を負傷。一時はピッチに戻ったが、28分に再び倒れ込み、涙ながらに負傷交代を強いられた。エースを欠いたリヴァプールは1-3で敗れ、レアルに13度目の優勝を譲った。
すると、ロヴレンは2018年11月、UEFAネーションズリーグでスペイン代表と対戦した際にS・ラモスへの肘打ちを敢行。さらに3-2で勝利した試合後、自身のSNSに「俺はアイツ(S・ラモス)に肘打ちを食らわせてやったぞ。ハハ、3-2だ!奴ら(スペイン代表)は女々しい連中だな」などと投稿し、物議を醸していた。
先日、エジプトメディア『Sada El Balad』のインタビューに応じたロヴレンは、2年前の出来事について次のようにコメント。“親友”サラーの敵を討つため、意図的に肘打ちを行ったことを明かし、S・ラモスについても語った。
「サラーが傷付けられた後、俺が故意にラモスに肘打ちを食らわせたかって?ああ、そうかもしれないね」
「(レアルに所属するクロアチア代表の主将)ルカ・モドリッチは、俺とラモスの間に生まれた緊迫状態をなんとかしようとしていたよ。代表で対戦した時、俺はわざと彼を肘で殴ったんだ。そして、『これで“おあいこ”だ』と伝えたよ」
「ラモスを選手として尊敬しているし、彼がチームのためにすることも尊重している。彼は多くのタイトルを獲得してきたけど、俺はアイツが好きじゃないし、選手に害を及ぼす行動を取っているね」