メッシ(下)との意見の相違について説明した、バルセロナのセティエン監督(上) [写真]=Getty Images
バルセロナのキケ・セティエン監督が、改めてチャンピオンズリーグ(CL)制覇の野望を語った。23日に、スペインのラジオ局『カデナ・セール』がカタールのスポーツ専門局『ビーイン・スポーツ』の記事を引用して報じた。
2020年1月の指揮官就任以降、セティエン監督はバルセロナが2014-15シーズン以来のCL優勝を達成できると公言している。だが、キャプテンでありチームの大黒柱でもあるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、セティエン監督と対照的な持論を展開。「このチームがCL優勝を果たすのは、現実的に考えて難しい」と、今シーズンのCL優勝に懐疑的な見方を示していた。
指揮官と主力選手に意見の相違があるように見えるなか、『ビーイン・スポーツ』のインタビューに応じたセティエン監督は、両者とも共通の目標を見定めていることを強調した。
「メッシは、新型コロナウイルスの影響で今シーズンが中断となる直前の数試合の出来から『CLを制するには不十分だ』と言ったんだ。たしかに、様々な議論を呼んでしまったのは事実だけど、我々はお互いに言わんとしたかったことを知っているよ」
「私もメッシも、CLで優勝したいという気持ちを持っていることには変わりないんだ。改善すべき点がたくさんあることも承知しているけど、チームはCLで勝つ準備ができていると我々は確信しているんだ」
ここのところ、クラブ幹部などに端を発する騒動が後を絶たず、落ち着かない状況にあるバルセロナ。セティエン監督としては、不要な論争を避けるべく、CL獲得について改めてコメントを発表したのかもしれない。
By サッカーキング編集部
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