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王者撃破か、逆転突破か。リヴァプール対アトレティコ・マドリードについて知っておきたい8つのこと

 現地時間11日に行われるチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦2ndレグでは、リヴァプールがアトレティコ・マドリードをホームに迎え撃つ。

 2月18日に行われた1stレグでは、アトレティコ・マドリードが先勝。欧州王者を相手に1-0の完封勝利を収めた。敵地で逃げ切りに成功するのか、あるいはリヴァプールが逆転劇を見せるのか。ユルゲン・クロップ監督とディエゴ・シメオネ監督の“闘将対決”としても注目される一戦について、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』の情報をもとに8つのトピックを紹介する。

1. 明暗分かれた両者

[写真]=Getty Images


 1stレグの直前までリヴァプールは無敵を誇っていたが、アトレティコに敗れて雲行きが怪しくなっている。2月29日のワトフォード戦で今シーズンのリーグ初黒星を喫すると、3日のFAカップでチェルシーに敗れて3冠の可能性も潰えた。公式戦直近5試合の成績は2勝3敗。白星を挙げた2試合も1点差勝利と、勢いに陰りが見えている。対するアトレティコは、1月中旬から公式戦5試合未勝利(2分け3敗)と極度のスランプに陥ったが、その後の6試合は3勝3分けと無敗をキープ。勝ち切れない試合も多いが、“負けていない”ことは大きい。リヴァプールといえども、アトレティコの牙城を崩すのは簡単ではないだろう。

2. リヴァプールの突破の確率は?

 過去のデータをひも解くと、リヴァプールのベスト8進出の確率は五分五分と言ったところだ。欧州カップ戦で、リヴァプールがアウェイでの1stレグに敗れたのは過去28回。そのうち、逆転で勝ち抜けを決めたのは14回だという。ただし、2015年10月にクロップ監督が就任以降、リヴァプールは欧州カップ戦に出場すると必ずファイナルに進出している。つまり、ホーム&アウェイ方式の戦いでは敗れたことがないということだ。今回も、一発勝負の強さを見せつけられるだろうか。

3. 天敵不在はアトレティコに追い風!?

[写真]=Getty Images


 対するアトレティコは、欧州カップ戦において、ホームでの1stレグに勝利した直近20回のうち19回で次ラウンドへの勝ち抜けに成功している。唯一逆転を許したのは、昨シーズンのCL決勝トーナメント1回戦。ユヴェントスをホームに迎えた1stレグは2-0と勝利したものの、敵地で0-3の敗戦を喫して敗退が決まった。なお、シメオネ監督が就任してからのアトレティコには“敗退の法則”があり、彼らを敗退に追いやったクラブには、必ずクリスティアーノ・ロナウドがいた。無論、リヴァプールにはその“天敵”は所属していないが……。

4. ホームに強いリヴァプール

[写真]=Getty Images


「アンフィールドへようこそ」。1stレグに敗れた後、クロップ監督がそう宣言したように、リヴァプールは本拠地アンフィールドで絶対的な強さを誇る。今シーズンの公式戦では、ホームで負けなし。21試合を戦って19勝2分け、90パーセント以上の勝率を誇る。欧州カップ戦においても、ホームではここ25試合負けなし(18勝7分け)。最後に敗れたのは、2014年10月のCLレアル・マドリード戦(0-3)にまでさかのぼる。ちなみに、スペイン勢をホームに迎えた場合は6勝7分け5敗と、勝率は33.3パーセントまで低下。ただし、直近6試合で4勝を挙げており、昨シーズンはCL準決勝バルセロナ戦(4-0)で歴史に残る奇跡を成し遂げた。再び逆転突破はなるか。

5. リヴァプールの逆転力は?

 では、リヴァプールの逆転力はどれほどなのか。CLの決勝トーナメントは、180分間の戦いと言われる。リヴァプールとしては、前半を0-1のビハインドで折り返したところで、まだ“後半戦”が残っている状況だ。そこで今シーズン、先制点を奪われた試合の成績を見てみると、公式戦で相手に先行を許したのは13試合あり、その結果は4勝4分け5敗(※UEFAスーパーカップのPK勝ちは引き分けとカウント)。逆転劇はそれほど多いとは言えない。そして、スコアをひっくり返すことができたのはプレミアリーグの試合に限り、カップ戦では引き分け以上の結果を残すことはできていない。堅守が売りのアトレティコから逆転勝利を奪えるのか、改めて真価が問われる一戦だ。

6. PK戦に突入すればリヴァプール有利か

 CLの決勝トーナメントでは、延長戦に入っても決着がつかなかった場合、PK戦が行われる。欧州カップ戦におけるPK戦の成績は、リヴァプールが4勝1敗であるのに対し、アトレティコは2勝4敗。対照的な結果を残している。リヴァプールが敗れたのは、2014-15シーズンのELラウンド32ベシクタシュ戦。2ndレグの延長戦を終えて1-1、迎えたPK戦で5人目のキッカーとなったデヤン・ロヴレンが失敗して敗退が決まった。一方、アトレティコのPK負けと言えば、2015-16シーズンのCL決勝が思い起こされる。レアル・マドリードとの頂上決戦でPK戦に突入すると、4人目のフアンフラン(現サンパウロ)が蹴ったボールはポストに嫌われた。直後にレアルの5人目C・ロナウドが決めて、アトレティコは準優勝。ファンは涙に暮れた。

7. キープレーヤーは?


 得点がほしいリヴァプールでカギを握るのは、最前線に位置するロベルト・フィルミーノだろう。CL決勝トーナメントのホームゲームは、過去5試合に出場して3ゴール4アシストを記録。7得点に関与している。1ゴールを生み出すのに必要な出場時間は54分と、その働きぶりは申し分ない。モハメド・サラーやサディオ・マネの能力を最大限に引き出すことができるのは、このブラジル人FWをおいて他にいないだろう。対するアトレティコは、“守護神”ヤン・オブラクの活躍が欠かせない。CLではこれまで49試合に出場して37失点。50試合の節目を迎える時点でオブラクよりも失点数が少ないのは、ミランで活躍した元ブラジル代表GKのジーダ(50試合35失点)しかいない。最後の番人としてゴールに立ちはだかる彼のパフォーマンスが、チームの命運を左右するはずだ。

8. 予想オッズは?

 日本時間11日の正午時点で、英国大手ブックメーカーの『ウィリアム・ヒル』は、リヴァプールの勝利に「1.53倍」、アトレティコの勝利に「7倍」、ドローに「3.9倍」をつけている。やはりホームチームの優位は揺るぎない。ただベスト8進出の可能性については五分五分と見ており、リヴァプールの勝ち抜けには「1.95倍」、アトレティコの勝ち抜けには「1.83倍」のオッズがついている。1stレグで下馬評を覆す勝利を収めたアトレティコにも逃げ切りの可能性はあると見られている。数々の修羅場を経験してきた両チームの戦いは激闘必至。最後の最後まで目が離せない。

(記事/Footmedia)

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