グループBの“ライバル”・バイエルンに完敗したトッテナムのポチェッティーノ監督 [写真]=Getty Images
1日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第2節でバイエルンと対戦したトッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、試合後に試合を振り返った。同日、イギリスメディア『Football London』が伝えた。
ホームにドイツ王者を迎えたトッテナムは、立ち上がりから積極的なプレスを敢行し、13分に相手のボールロストから先制する。しかし、そのわずか3分後に同点を許すと、前半終了間際には逆転される。さらに後半、バイエルンがドイツ代表MFセルジュ・ニャブリの4得点など5点を追加。トッテナムはPKで1点を返したものの、2-7で敗れた。2試合を終えての勝ち点は「1」となり、グループ内の順位はオリンピアコス(ギリシャ)と並んで現在3位だ。
ポチェッティーノ監督は、結果について予期せぬものだったと語り、勝敗を分けたのは両チームの「決定力の差」だと考えている。
「そりゃ誰だって、7失点もしたら多少なりとも驚くだろう。言うべきことがあるとしたら、私たちのシュートは枠を捉えていたが、(相手GKの)ノイアーがことごとく止めていたね」
「最初の30分は手応えがあった。その時点で、誰がこのような結果になると予想できるんだ?とても奇妙な試合で、私たちは少しアンラッキーだった。バイエルンはとても決定力があり、彼らの持つクオリティが(得点シーンに)伴っていた」
今日の敗戦を含めて、今季の公式戦はここまで3勝4分3敗(※フルタイムの結果)と不調が続くトッテナム。ポチェッティーノ監督は改善の必要性を認識しつつも、選手にはショッキングな敗戦から立ち直る時間が必要だと語っている。
「本当に残念だよ。最悪の気分だ。今は全員が団結するときだ。(選手たちに)何を話したか、今は明かせないよ。私たちは、全員が失意の中にあることを知っている」
「この手の結果は難しいものだが、今は判断や評価を急ぐべきではない。大事なことは前へ進むこと。(就任から)5年間、選手たちに与える解決策は明確にして挑戦してきた。心理的に見て、今は話し合ってもお互いのキズを抉るだけだ。必要なのは分析と評価であり、その結果から改善することだ」
5日にはプレミアリーグ第8節でブライトンと対戦するトッテナム。代表戦ウィーク前最後の試合では、大敗のショックを拭い去る結果を残したいところだ。
By サッカーキング編集部
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