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CEOが語る育成の名門としての矜持「アヤックスはフットボールのすべて」

アヤックスCEOを務めるファン・デル・サール氏 [写真]=Getty Images

 アヤックスのCEOを務めるエドウィン・ファン・デル・サール氏がチャンピオンズリーグ準決勝トッテナム戦を前に、現在の成功に結びつくクラブの理念について語っている。30日にイギリス紙『ガーディアン』が報じた。

 昨シーズン、その未来が薄氷の上にあったアヤックス。リーグタイトルをライバルのPSVに譲り、ヨーロッパリーグではプレーオフで敗退。ファン・デル・サール氏はディレクターのマルク・オーフェルマルス氏と共に主力の選手たちの慰留に努めた。「私たちは若い選手たちと話す必要があった。『私たちのために残ってくれ、私たちを信じてくれ』と言い、彼らもクラブを信じてくれた」

 若い選手たちでチームを作るという古くからのアヤックスの理念は、今日の天文学的な金額が動くサッカー界において稀有な例であり、この先ますます現実的ではなくなるかもしれない。だが、ファン・デル・サール氏は可能な限り長くその理念を維持するつもりだ。「2〜4年間クラブに貢献してもらい、素晴らしいサッカーをする限り、ほかのクラブで挑戦することは問題ではない。現に私やマルクもそうだった。また、アカデミーの若い選手たちがファーストチームへの道を開くためには、選手の枠を空ける必要がある。その枠がない場合、下の才能の芽が潰えてしまう」

 今の成功を支えるベテラン勢についても言及した同氏、「経済的には、ドゥシャン・タディッチデイリー・ブリントの獲得は最善の考えではなかった。年上の選手への投資に少し消極的だったので、アカデミーで問題を解決できると考えていた。しかし、CLで優勝した1995年の成功を振り返って、豊富な若い才能と経験を組み合わせたいと思った」と過去の成功体験から着想を得たことを明かした。

 また同氏は、「スポーツが大好きなら、60年代のレアル・マドリード、70年代のアヤックス、バイエルンなどの成功を誰もが知っている。過去20年間で、主にテレビや商業面で、サッカーの世界で多くのことが変わった。多くのクラブが“フットボールクラブとは何か“という考え方を失っているが、アヤックスは私たちにとって“フットボールのすべて”だ。私たちは放映権とシャツのスポンサーを持ってはいるが、5大リーグと比較すれば少ない」と、欧州の舞台で復活したクラブのアイデンティティーを誇った。

 最後に同氏は、「我々は、世界の誰もが想像し得なかったレベルのサッカーに到達した。私の考えは、競争力を維持し、来シーズンに再びこれらのレベルに達するために、このチームから選手を売ることではない」と今シーズン以降も現在のチームでの継続を望んでいることを明かした。

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