2018.05.28

主要国際大会でタイトルを独占し続けるスペイン勢…直近4年を振り返る

セビージャ、バルセロナ、アトレティコ・マドリード、レアル・マドリード
主要国際大会でタイトルを独占し続けるスペイン勢 [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 26日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝で、レアル・マドリードはリヴァプールに3-1で勝利し、前人未踏の3連覇を達成した。同クラブにとっては、最近5年間で4度目となる欧州制覇。唯一、優勝を逃した2014-15シーズンも、同じスペインのバルセロナが優勝を果たした。

 スペイン勢がタイトルを独占しているのはCLだけではない。UEFAスーパーカップとヨーロッパリーグ(CL)の欧州タイトルに加え、“クラブ世界一”を決めるFIFAクラブワールドカップでも、4年前にレアル・マドリードが優勝を飾ってからスペイン勢が4連覇中と無類の強さを誇る。

 2014年以降に決勝戦が開催されたクラブの主要国際大会で、スペイン勢は獲得可能なタイトル18個のうち17個を獲得している。その内訳は、レアル・マドリードが優勝10回、バルセロナが優勝3回、セビージャが優勝3回、アトレティコ・マドリードが優勝1回。なお、スペイン勢同士によるファイナルも5回にわたって行われている。

 ここでは、直近4年間の各大会決勝を時系列に振り返り、スペイン勢の圧倒的支配について見ていく。

■ヨーロッパリーグ 2013-14

セビージャ

[写真]=Getty Images

セビージャ 0-0(PK4-2) ベンフィカ(ポルト)
開催地:トリノ(イタリア)

 前年度のELでチェルシーに敗れていたベンフィカは、初優勝を狙ってセビージャと対戦。しかしPK戦で2本のキックを失敗し、再び準優勝に終わった。一方、セビージャは7年ぶり3度目の優勝を飾った。

■チャンピオンズリーグ 2013-14

レアル・マドリード

[写真]=Getty Images

レアル・マドリード 4-1 アトレティコ・マドリード
開催地:リスボン(ポルトガル)

 CL史上初めて同じ都市に本拠地を置くチーム同士の決戦となった2013-14のファイナル。延長戦までもつれ込む激闘の末にレアル・マドリードが“マドリード・ダービー”を制し、クラブ通算10度目の欧州制覇を成し遂げた。

■UEFAスーパーカップ 2014

レアル・マドリード

[写真]=Getty Images

レアル・マドリード 2-0 セビージャ
開催地:カーディフ(ウェールズ)

 “CL王者”のレアル・マドリードが、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの2ゴールで同国対決を制した。ドイツ代表MFトニ・クロースとコロンビア代表MFハメス・ロドリゲス(現バイエルン)がレアルデビューを飾った試合でもあった。

■FIFAクラブワールドカップ2014

レアル・マドリード

[写真]=Getty Images

レアル・マドリード 2-0 サン・ロレンソ(アルゼンチン)
開催地:マラケシュ(モロッコ)

 カルロ・アンチェロッティ監督が率いたレアル・マドリードは、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスとウェールズ代表FWギャレス・ベイルのゴールで快勝。同クラブにとって初めてのFIFAクラブワールドカップ優勝を飾った。

■ヨーロッパリーグ 2014-15

セビージャ

[写真]=Getty Images

セビージャ 3-2 ドニプロ(ウクライナ)
開催地:ワルシャワ(ポーランド)

 初のEL決勝進出を果たしたドニプロを相手に、セビージャが逆転勝利を収めてEL2連覇を達成。2005-06と2006-07に次ぐ、2度目の2連覇達成は大会史上初の快挙でもあった。

■チャンピオンズリーグ 2014-15

バルセロナ

[写真]=Getty Images

バルセロナ 3-1 ユヴェンス(イタリア)
開催地:ベルリン(ドイツ)

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマールによる3トップ“MSN”という武器を手に入れたバルセロナが、イタリア王者ユヴェントスを撃破。ルイス・エンリケ体制1年目でシーズン3冠を達成した。

■UEFAスーパーカップ 2015

バルセロナ

[写真]=Getty Images

バルセロナ 5-4(延) セビージャ
開催地:トビリシ(ジョージア)

 両チームは2006年のUEFAスーパーカップでも対戦。当時、0-3で敗れたバルセロナがリベンジを果たす格好となった。通算40回目となった同大会で、史上最多となる9得点が生まれるなど、激しい点の取り合いになったことでも知られる。

■FIFAクラブワールドカップ2015

バルセロナ

[写真]=Getty Images

バルセロナ 3-0 リーベルプレート(アルゼンチン)
開催地:横浜(日本)

 “欧州王者”のバルセロナと“南米王者”のリーベルプレートが日本で激突。メッシとスアレスの“南米コンビ”がゴールを挙げて、2011年以来、通算5度目の“世界No.1クラブ”に輝いた。

■ヨーロッパリーグ 2015-16

セビージャ

[写真]=Getty Images

セビージャ 3-1 リヴァプール(イングランド)
開催地:バーゼル(スイス)

 ユルゲン・クロップ監督は就任1年目でリヴァプールをEL決勝へと導く。しかし、大会2連覇中のセビージャに逆転負けを喫し、優勝を逃した。一方、セビージャはEL史上初の3連覇を達成した。

■チャンピオンズリーグ 2015-16

レアル・マドリード

[写真]=Getty Images

レアル・マドリード 1-1(PK5-3) アトレティコ・マドリード
開催地:ミラノ(イタリア)

 再び欧州最高峰の舞台で実現した“マドリード・ダービー”は、PK戦にもつれ込む激闘となった。アトレティコ・マドリードは4人目となった元スペイン代表DFフアンフランの失敗が響いて準優勝。レアル・マドリードが、11度目のCL制覇を果たした。

■UEFAスーパーカップ 2016

レアル・マドリード

[写真]=Getty Images

レアル・マドリード 3-2(延) セビージャ
開催地:トロンハイム(ノルウェー)

 同大会では、3年連続のスペイン勢同士による対戦となった。2年前にもレアル・マドリードに敗れたセビージャはリベンジを狙ったが、1年前のバルセロナ戦と同じく延長戦で力尽き、通算4度目の準優勝に終わった。

■FIFAクラブワールドカップ2016

レアル・マドリード

[写真]=Getty Images

レアル・マドリード 4-2(延) 鹿島アントラーズ
開催地:横浜(日本)

 “開催国枠”で出場した鹿島アントラーズが、“欧州王者”のレアル・マドリードに挑んだ一戦。日本代表MF柴崎岳(現ヘタフェ)が2ゴールを決めるなど健闘したが、C・ロナウドのハットトリックなどで、レアル・マドリードが「世界一」の称号を手にした。

■ヨーロッパリーグ 2016-17

マンチェスター・U

[写真]=Getty Images

マンチェスター・U(イングランド) 2-0 アヤックス(オランダ)
開催地:ソルナ(スウェーデン)

 直近4年間で唯一、スペイン勢が王者になり損ねた大会となっている。スペイン勢の最高成績は、セルタのベスト4。準決勝で、後に優勝を飾ったマンチェスター・Uに敗れた。

■チャンピオンズリーグ 2016-17

レアル・マドリード

[写真]=Getty Images

レアル・マドリード 4-1 ユヴェントス(イタリア)
開催地:カーディフ(ウェールズ)

 レアル・マドリードが後半の3ゴールで4-1と勝利。CLでは史上初となる連覇を達成した。一方、ユヴェントスは2014-15シーズンのCL決勝でバルセロナに敗れたのに続いて、スペイン勢に苦杯をなめた。

■UEFAスーパーカップ 2017

レアル・マドリード

[写真]=Getty Images

レアル・マドリード 2-1 マンチェスター・U(イングランド)
開催地:スコピエ(マケドニア)

 レアル・マドリードは、ジョゼ・モウリーニョ元監督が率いるマンチェスター・Uと対戦。UEFA主催大会の決勝初開催となるマケドニアで2-1と勝利し、CL王者の貫録を見せつけた。

■FIFAクラブワールドカップ2017

レアル・マドリード

[写真]=Getty Images

レアル・マドリード 1-0 グレミオ(ブラジル)
開催地:アブダビ(アラブ首長国連邦)

 C・ロナウドによる決勝点が決まって、レアル・マドリードが1-0で勝利。大会史上初の連覇を達成するとともに、欧州代表として史上10度目の優勝を飾った。

■ヨーロッパリーグ 2017-18

アトレティコ・マドリード

[写真]=Getty Images

アトレティコ・マドリード 3-0 マルセイユ(フランス)
開催地:リヨン(フランス)

 CLでまさかのグループステージ敗退を喫したアトレティコ・マドリードだが、ELで抜群の勝負強さを発揮。決勝でマルセイユを下して、2年ぶりにスペイン勢がELのタイトルを手にした。

■チャンピオンズリーグ 2017-18

レアル・マドリード

[写真]=Getty Images

レアル・マドリード 3-1 リヴァプール(イングランド)
開催地:キエフ(ウクライナ)

 レアル・マドリードがリヴァプールを下し、史上初のCL3連覇を達成。決勝ラウンド以降に、パリ・サンジェルマン、ユヴェントス、バイエルンといった各国王者を撃破しての戴冠だった。

(記事/Footmedia)

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