チャンピオンズリーグ準決勝の抽選結果を受けてコメントを残したクロップ監督 [写真]=Getty Images
リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝で対戦するローマについてコメントを残した。クラブ公式サイトが伝えている。
イングランド勢同士の対決を制して準決勝に駒を進めたリヴァプールが対戦する相手は、大逆転でバルセロナを下して準決勝進出を果たしたローマとなっている。この抽選結果を受けて、クロップ監督は次のように語った。
「抽選会が終わった後に、何か言わなければならないことは知っていたからね。私が感じたことについて考えを巡らせたが、『バイエルンやレアル・マドリードではなくてローマだ!やった!神に感謝します』などとは思わなかったよ」
「抽選会は非常にエキサイティングなものだと理解しているが、最も重要なニュースは我々がまだこの大会で勝ち残っているということだ。どの対戦相手を引いたとしても、これはサッカーだからチャンスはあると言っていただろう。だから、ローマが相手でも我々にはチャンスがあるはずだ」
「しかし、誰かがこれが最も簡単なドローだと言っていたならば、私にはその人を救うことはできない。明らかにバルセロナとの2試合を観ていないということになるからね。ファーストレグは4-1だったが、そのような結果に終わるべき試合ではなかった。ローマが見せた良い側面に対して、(リオネル・)メッシがあまりに天才的すぎたんだ」
「セカンドレグのローマの出来は抜群で、卓越したものだった。4-0、5-0になっていてもおかしくなかったね。私は本当に感銘を受けたよ」
今シーズンの公式戦44試合に出場して39ゴール13アシストを記録しているエジプト代表FWモハメド・サラーにとって、ローマは昨シーズンまで2年間を過ごした古巣でもある。古巣対決となる同選手に注目が集まることが予想されるが、クロップ監督は以下のようにコメントを残している。
「モー(サラー)にとっては楽しみだろうが、彼の存在こそがローマの質のすべてを示している。モーが我々のシーズンにどれだけ大きな影響を与えたかは誰もが知っているが、モーがまだローマにいたとしたら、今頃彼らはどこに位置していただろうね?」
「それは本当に興味深いものだし、彼にとっては100%特別なものになるだろう。彼は既にどこに行っても関心を集めているが、ローマに行くとクレイジーになってしまうかもしれないね!ただ、彼はそれに対処できると私は確信しているよ」