PKの判定に抗議するユヴェントスの選手たち [写真]=Getty Images
11日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグでレアル・マドリードに与えられたPKについて、ユヴェントスのアンドレア・アニェッリ会長が苦言を呈した。12日付のイギリス紙『デイリー・スター』が同氏のコメントを伝えている。
ホームで行われたファーストレグで0-3の敗戦を喫していたユヴェントス。厳しい状況でセカンドレグに臨むと、61分までに3-0とし、タイスコアに持ちこんだ。しかし、後半アディショナルタイムにモロッコ代表DFメディ・ベナティアがスペイン代表FWルーカス・バスケスを後方から倒したとしてPKを献上。イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンは猛抗議をしたが判定は覆らず、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドにPKを決められて、敗退が決まった。
同試合後、珍しくインタビューに応じたアニェッリ会長は、議論を呼んでいるPKの判定について言及。セリエAで採用されているビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)をCLも導入するべきだと訴えた。
「イタリアにはVARがあるが、CLにはない。導入されるよう訴えていくよ。CLはアップデートする必要がある。UEFAはVARに反対しているわけではない。ただ技術的な問題がある。それでも前に進まなければならない」
さらに、同会長は「ユヴェントスに対する判定ではかなり大きな混乱があった。ディバラもレッドカードではなかった」と語り、ファーストレグでアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが退場になった判定についても不満を述べた。
その上で、「今日のレフェリーは何も分かっていなかった。今夜のレフェリーは最もみじめな人間だろう」とコメント。主審を務めたイングランド人のマイケル・オリヴァー氏を激しく批判した。
(記事/Footmedia)
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