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指揮官は“可能”と信じるも…ファンはアトレティコのCL決勝進出に懐疑的

2017.05.04

アトレティコ・マドリードを指揮するシメオネ監督 [写真]=Getty Images

 2日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝レアル・マドリードvsアトレティコ・マドリードのファーストレグは、ホームのレアルが3-0での先勝を飾り、10日開催のセカンドレグをホームで戦うアトレティコ・マドリードは、決勝進出に向けて大量得点が必要な状況に追い込まれている。

 アトレティコ・マドリード指揮官のディエゴ・シメオネ監督は、試合後に「逆転は不可能ではない」とのコメントを残したが、スペインのスポーツ紙各紙が3日に公式サイト上で実施したアンケートの結果によると、現地のサッカーファンは監督のこの意見に懐疑的なようだ。

『アス』が実施したWEBアンケート「アトレティコ・マドリードはファーストレグの3点ビハインドをひっくり返せると思うか?」には、日本時間4日午前8時段階で約7千人投票があり、“NO”の得票数が“YES”を大きく上回って、得票率78パーセントを記録している。

 その一方、『マルカ』が実施したWEBアンケート「アトレティコ・マドリードは逆転可能か?」では、2万人に近いユーザーが投票し、こちらも“NO”が“YES”に大きな差を付けて、得票率80パーセントを記録。どちらも「逆転は厳しい」という見方が大多数となっている。

 実際のところ、アトレティコ・マドリードがPK戦以外で勝ち上がりを決めるためには、最低でも4得点が必要な状況だが、失点が比較的多いとされる今シーズンのレアル・マドリードでも、4失点を喫した試合は一度もない。さらに、レアル・マドリードが無得点で終わった公式戦の試合も、全54試合中で一度もなく、データの上でもアトレティコ・マドリードは厳しい状況に追い込まれている。

 まさに“ミッション・インポッシブル”と言えるアトレティコ・マドリードの挑戦だが、バルセロナが今シーズンのCL決勝トーナメント1回戦セカンドレグでパリ・サンジェルマン相手に演じたような“奇跡”を呼び起こし、現地ファンの予想を大きく覆すことができるのだろうか。

(記事/Footmedia)

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