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ハリル監督、CL準々決勝を展望…岡崎、香川の活躍に期待寄せる

2017.04.18

チャンピオンズリーグの展望を語るハリルホジッチ監督 [写真]=Kaz Photography/Getty Images

 サッカー日本代表の監督で、『スカパー!』の特別コメンテーターを務めるヴァイッド・ハリルホジッチ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝セカンドレグ4試合について、それぞれの展望を語った。

 まず、レアル・マドリードバイエルンの注目の一戦について分析。バイエルンのホームで行われたファーストレグは、レアル・マドリードが2-1で勝利しているが、ファーストレグでのポイントは「(バイエルンの)スペイン代表MFハビ・マルティネスの退場、そしてレアルがアウェイで勝ったということ」とコメント。

「私の予想ではレアルが勝ち進むと思います。ファーストレグを欠場したポーランド代表FWレヴァンドフスキは、おそらく出場するでしょう。ただ、バイエルンにはキャリアの終盤に差し掛かったベテランが多いのも気になります」と、バイエルンの課題を挙げていた。

 日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターは、ホームにアトレティコ・マドリードを迎える。ファーストレグではアウェイで0-1と敗れているが、十分に準決勝進出のチャンスは残されている。ハリルホジッチ監督は「どちらも守備が素晴らしいチームです」とディフェンス面を評価。

 さらに「もし、岡崎慎司がCL準決勝に行くのであれば、日本人全員が喜ぶと思うし、私も嬉しいです。岡崎も香川(真司)も行って欲しいという気持ちはもちろんあります」としながらも「実際、レスタードルトムントも厳しいでしょう。非常に競った守備的な試合、フットボールとして美しいどうかは別として、戦術的な試合になるでしょう。しっかり守備に集中し、より組織的に、そして幸運を手にしたチームが勝ち上がると思います」と、指揮官らしい冷静な見方も示した。

 また、ユヴェントスはホームで行われたファーストレグで、バルセロナに3-0と快勝。セカンドレグはバルセロナの本拠地カンプ・ノウで行われるが「バルセロナはクラブの空気を変えなければならないタイミングです。厳しい敗退に追い込まれたのはこれで2回目、奇跡を再び起こすのは難しいでしょう」とユヴェントスが優勢であると判断しているようだ。

ユヴェントスは、パリ・サンジェルマンより守備がオーガナイズされていますし、アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ、同国代表FWゴンサロ・イグアインのどちらかが少なくても1点はとると思います」。

 最後に、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントについては、ファーストレグの試合前に発生した爆発事件についても触れた。

ドルトムントの爆発事件は、スポーツ全てを攻撃したに等しい事件です。選手は大きな混乱に陥ったことでしょう。翌日に試合をするという決定は、ドルトムントには不利に働いたと思います」と、ショッキングな事件に心を痛めたことを明かした。

 そのうえで「私の見立てでは、モナコはファイナリストになる可能性が高いと思っています。モナコは若い選手が多く出てきています。特に得点をあげた18歳のフランス代表FWキリアン・ムバペ(ファーストレグで2ゴール)をはじめ、ベテランと若手がうまく融合している」と、モナコの勝ち上がりを予想している。

 なお、CL準々決勝セカンドレグの4試合は全て『スカパー!』で生中継される。

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