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歴史に残る逆転突破も、バルサの選手たちは途中諦めかけていた!?

2017.03.09

逆転突破を喜び合うバルセロナの選手たち [写真]=Getty Images

 バルセロナは8日、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグでパリ・サンジェルマンと対戦。ホームで6-1と大勝を収め、0-4で敗れたファーストレグのビハインドをひっくり返して、10年連続のベスト8進出を決めた。

 バルセロナを率いるルイス・エンリケ監督は試合後のインタビューで、「我々は誰も信じることをやめなかった」とコメント。しかし、一部の選手たちは途中、逆転を諦めかけていたようだ。9日付のスペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が、パリ・サンジェルマンのイタリア代表MFマルコ・ヴェラッティのコメントを伝えている。

 逆転での勝ち抜けを決めるためには、5点差以上での勝利が必要とされていたバルセロナ。開始3分にウルグアイ代表FWルイス・スアレスが先制点を挙げたのを皮切りに、40分には相手のオウンゴール、さらに50分にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのPKによるゴールが決まり、3点のリードを奪った。しかし、62分に痛恨の失点を喫してしまう。セットプレーからウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニにゴールを奪われ、3-1となったのだ。

 この時点で、バルセロナはさらに3点を奪うことが求められた。ヴェラッティによれば、この時、バルセロナの一部の選手から「これで、すべて終わった」と言われたという。具体的な選手名は明かされていないが、さすがに残り30分ほどで奇跡を起こすのは難しいと感じたのかもしれない。

 しかし、その奇跡は起こった。88分にブラジル代表FWネイマールが直接FKを沈めると、91分には同選手が今度はPKで追加点をマーク。そして94分39秒に、途中出場のスペイン代表MFセルジ・ロベルトが大逆転劇を完結させるゴールを奪ったのだ。

 ファーストレグ4点ビハインドからの逆転劇はCL史上初の快挙となる。ただ、それをやり遂げたバルセロナの選手たちも、今ようやく実感がわいているかもしれない。
(記事/Footmedia)

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