CL優勝を祝い胴上げされるルイス・エンリケ監督[写真]=Getty Images
バルセロナは6日、チャンピオンズリーグ決勝でユヴェントスに3-1と勝利し、欧州王者に輝いた。
クラブを率いるルイス・エンリケ監督は就任初年度にして、リーガ・エスパニョーラ、コパ・デル・レイ、そしてチャンピオンズリーグの3冠を達成した。バルセロナを率いて3冠を達成したのは、ジョゼップ・グアルディオラ現バイエルン監督に続いて、2人目となる。
グアルディオラ監督時代のチームは最初の2ゲームで勝ち点1しか奪えず、疑問からスタートした。一方のルイス・エンリケ監督が率いるチームも最初の5ヵ月前は疑問視されていた。
しかし同監督は3冠を繰り返し、グアルディオラ監督の初年度よりも勝ち星は多く、黒星は少なく、得点は多く、失点は少ない。タイトルの数は同じだが、残した数字はルイス・エンリケ監督のチームがより優れている。スペイン紙『アス』が伝えた。
また、ルイス・エンリケ監督は試合後に、生中継をしていたスペインメディア『カナル・プルス』のインタビューに応じ、自身の将来はまだ何も決めていないと話した。
指揮官はパーフェクトなシーズンをこう振り返る。
「70試合あり、私たちは60試合に勝った。何も簡単なことはなかったが、歴史的な年の頂点に達した。私にいい役割をこなしてくれると信頼を置いた人物(真っ先に名前を挙げるのはアンドニ・スビサレッタ元SD)にとても感謝している。彼らにこの成功を捧げたい」
「3つのタイトルを勝ち取るなんて1度も考えたことはない。だけどベストを尽くして仕事をしようとしてきた。この選手たちとならば、勝利はもっと近いものになる」
注目される去就については、「この選手たちとこのクラブは、勝利に疲れることはない。今を見なければならないし、いい夏を楽しみたい(バルセロナで続けるかどうか)私は明確な決断をしていない。本当なんだ」と述べ、まだ決断を下していないと明かした。