チャンピオンズリーグ・グループステージ第5節が26日に行われ、グループAではマルメとユヴェントスが対戦した。
試合は15分、ユヴェントスが最初の決定機をつくる。右サイドを抜け出したステファン・リヒトシュタイナーがマイナスの折り返しを入れると、マルメDFが触るも、ボールはアルトゥーロ・ビダルに渡り、ダイレクトでシュート。しかし、これはGK正面でゴールとはならない。さらに36分、敵陣中央のビダルが浮き球の縦パスをエリア内に供給すると、飛び出したクラウディオ・マルキージオが右足で合わせるが枠をわずかにとらえられなかった。
一方のマルメは43分、中央のマルクス・ローゼンベリからパスを受けたエミル・フォルスベリが、エリア内左で自ら縦に仕掛けてシュート。しかしこれは枠を外した。前半はこのまま終了し、スコアレスで折り返す。
後半に入って49分、マルキージオのパスでDFラインを抜け出したフェルナンド・ジョレンテが自身で持ち上がり、GKをかわしてゴールに流し込んで先制点。ユヴェントスがリードを獲得した。その後、試合はこのまま動かず終盤へ。
86分にユヴェントスは、エリア内右のカルロス・テベスからの折り返しを、アルバロ・モラタがゴール手前で合わせるが、クロスバーに直撃。絶好のチャンスを活かせなかった。
すると88分、前線にロングボールを入れると、マルメDFエリク・ヨハンセンがモラタに潰され、ファールにも見えたがプレー続行。こぼれ球を拾ったポール・ポグバからスルーパスを受けたテベスが、GKとの1対1でゴール左隅に流し込んで追加点。試合を決定づけるゴールでユヴェントスがリードを2点に広げた。
直後に、得点前のモラタのプレーがファールではないかと抗議を続けたヨハンセンが、レッドカードを受けて退場となり、マルメは試合終了目前で10人となった。
試合はこのまま終了。ユヴェントスが2-0でマルメを下し、グループAの2位に浮上した。
【得点者】
0-1 49分 フェルナンド・ジョレンテ(ユヴェントス)
0-2 88分 カルロス・テベス(ユヴェントス)