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“新銀河系軍団”、先代超えなるか…レアル初の3冠の可能性も

2014.04.30

悲願のCL10度目の優勝を狙うレアル・マドリード [写真]=Bongarts/Getty Images

 チャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグが29日に行われ、レアル・マドリードがアウェーで前回王者のバイエルンを4-0で下し、2連勝で決勝進出を決めた。

 最多9度の優勝を誇る世界屈指の名門だが、決勝進出は実に12シーズンぶり。直近3シーズンはベスト4で敗退していたこともあり、「4度目の正直」とキャプテンを務めるスペイン代表GKイケル・カシージャスも喜んだ。

 敵地でのバイエルン戦の対戦成績は、これまで1分5敗。まさに鬼門の一戦だったが、「この勝ち方はさすがに想像できなかった」とチームを率いるカルロ・アンチェロッティ監督ですら驚く快勝劇。宿敵バルセロナ出身で、何度となくしのぎを削ってきたバイエルンのジョゼップ・グアルディオラ監督も「もちろん失望した」と口にするとともに、「責任は私にある」と認めざるを得なかった。

 王者相手に2試合合計5-0というスコアで勝ち抜いたことで、欧州制覇への気運が高まるかと思いきや、2001-2002シーズンの前回優勝を知る唯一の選手となったカシージャスは、「自分達が優勝の本命だと思うことは、足元をすくわれかねない」と引き締めることも忘れない。今シーズンからコーチを務め、12年前に伝説的な決勝ボレーで9度目の優勝をもたらしたジネディーヌ・ジダン氏も、選手を称える一方で「まだ、より難しい決勝が残っている」と、緊張感を緩めなかった。 

 決勝では、地元のライバルであるアトレティコ・マドリードか、前指揮官のジョゼ・モウリーニョ監督の率いるチェルシーのいずれかと激突する。どちらも因縁浅からぬ相手だが、この日に2ゴールを挙げ、シーズン最多得点記録を16ゴールに更新したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド は、気にもとめていない様子で頂点を見据える。

「モウリーニョでも、他の監督でも関係ない。決勝は母国で行われるし、チャンピオンズリーグで優勝したい」

 ジダン氏らを擁して“銀河系軍団”と謳われたのは一昔前。近年は欧州の主役をバルセロナやドイツ勢に奪われて影が薄くなっていたが、ついに悲願の“ラ・デ シマ”(10度目のチャンピオンズリーグ制覇)に、あと一歩まで辿りついた。

 多くのタイトルを獲得しながらも、先代に重ねられるかように名付けられた“新銀河系軍団”。宿敵の栄華を目の当たりにし、過去との比較と幻影に苦しめられながらも逞しさを増したチームには、偉大な先輩ですら成し遂げられなかったクラブ初となる3冠の可能性も残されている。

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