[写真]=Getty Images
マジョルカの韓国代表MFイ・ガンインが“古巣キラー”ぶりを発揮した。
5月26日、ビジット・マジョルカ・エスタディで行われたラ・リーガ第36節ではマジョルカがバレンシアに1ー0で勝利した。
この試合で先発出場したイ・ガンインは後半19分、ペナルティエリア外の左からふわりと浮かせたクロスを上げ、ファーサイドで待ち構えていたヴェダト・ムリキの決勝ゴールをアシスト。前節アルメリアに0ー3で敗れたチームに2試合ぶりの白星をもたらした。
今回の1アシストにより、今季ラ・リーガでの成績を35試合6ゴール5アシストとしたイ・ガンイン。先月には韓国人選手初のラ・リーガ1試合2得点を達成するなどキャリアハイのパフォーマンスが続くが、興味深いのは古巣対決での活躍が目立つ点だ。
イ・ガンインはユース時代含め2011年から約10年バレンシアに在籍した後、2021年夏に契約解除してマジョルカにフリーで加入した。
すると、同年10月の移籍後初対戦ではチームの先制点をアシストし、昨年10月の対戦では同点で迎えた後半終盤に決勝点となる逆転ゴールを決めた。そして今回の決勝アシストと、バレンシア相手にほぼ毎試合で結果を残しているのだ。これにより、マジョルカは今季の対バレンシア戦で2戦全勝に成功している。
なお、イ・ガンインは29日に行われるバルセロナとの第37節を累積警告により欠場。次に出場可能となるのは6月5日の第38節ラージョ・バジェカーノ戦となる。ラージョはイ・ガンインが今季初ゴールを決めた相手なだけに、シーズン最終戦で再び活躍を見せてくれるかに注目したい。
文=ピッチコミュニケーションズ