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サッカー映画『ドリーム』が韓国で話題に…『梨泰院クラス』のパク・ソジュンが主演

2023.04.27

[写真]=Getty Images

 韓国でサッカーをテーマにした新作映画が公開され、初日から人気を博していることをご存じだろうか。

 その作品名は『ドリーム』(原題)。予期せぬ事件に巻き込まれて懲戒処分中のサッカー選手が「ホームレス・ワールドカップ」に出場する韓国代表チームの監督を任されることになり、寄せ集めの選手たちで世界の舞台に挑戦する物語を描いた作品だ。

 作中で描かれる「ホームレス・ワールドカップ」は、実際に2003年から開催されている大会だ。ホームレス状態の人が選手として参加するもので、過去には日本代表チーム「野武士ジャパン」が出場したこともある。『ドリーム』は2010年大会に初出場した韓国代表チームを題材としている。

 主演は日本でもヒットしたドラマ『梨泰院クラス』などで知られる俳優パク・ソジュンと、歌手・女優のIU(アイユー)の2人。特にパク・ソジュンは韓国代表FWソン・フンミン(トッテナム)と親しいことで知られ、2021年9月にはソン・フンミンが出場したアーセナルとのノースロンドン・ダービーを現地観戦する様子が中継に抜かれたこともあった。

 こうした大物俳優の出演で公開前から話題を集めていた『ドリーム』は、4月26日に韓国で上映スタート。すると、公開初日で9万3417人の観客を動員し、同日の興行収入ランキングで1位を記録した。

 韓国で自国映画が1日の興収1位を記録するのは50日ぶりだという。『すずめの戸締まり』や『THE FIRST SLAM DUNK』といった日本作品が根強い人気を誇り、同じ26日には『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の公開も始まったなか、これらの競合作を抜いてトップに立っただけに、『ドリーム』の注目度の高さがうかがえる。

 なお、『ドリーム』の制作には日本人選手の石田雅俊や元ガンバ大阪のチュ・セジョン、オ・ジェソクらが在籍するKリーグの大田ハナシチズンも関与。本拠地の大田ワールドカップ競技場がロケ地として使用され、作中ではチームのエンブレムやユニホームが登場するほか、サポーターもエキストラとして出演している。

 韓国でさらなる大ヒットが期待される『ドリーム』。現時点で日本公開は未定ではあるが、今のうちにチェックしておきたいサッカー映画の一つだ。

文=ピッチコミュニケーションズ

By サッカーキング編集部

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