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石井正忠監督率いるブリーラム・Uがタイリーグカップを制し3冠を達成

2022.05.30

ブリーラム・ユナイテッドを率いる石井監督(写真は今年1月のもの) [写真]=Getty Images

 タイ国内3大タイトルのひとつであるタイリーグカップ決勝が行われ、石井正忠監督が率いるブリーラム・ユナイテッドが5シーズンぶり6度目の優勝を決めた。

 ブリーラム・UとプラチュワップFCの対戦となった決勝は、序盤からブリーラム・UがペースをつかみプラチュワップFCのゴールに迫る。35分、ブリーラム・Uはタイ代表DFティーラトン・ブンマータンのFKにコンゴ民主共和国代表FWジョナサン・ボリンギが頭で合わせて先制した。

 後半に入ってもブリーラム・Uがボールを保持する展開が続くと、61分に再びボリンギのゴールで追加点。90分には北海道コンサドーレ札幌への移籍がクラブ間で合意に達しているタイ代表MFスパチョーク・サラチャートのパスをMFピーラドン・チャムラッサミーが決めて3ー0。さらに、アディショナルタイムにはスパチョークの弟であるタイ代表FWスパナット・ムアンターが追加点を挙げ、ブリーラム・Uが4ー0と快勝した。

 今シーズンのブリーラム・Uはタイリーグ、タイFAカップのタイトルも獲得しており、2015年シーズン以来となる国内3冠を達成した。シーズン途中に同リーグのサムットプラカーン・シティ監督を退任してブリーラム・Uの指揮官に就任した石井監督は、後半戦からチームを指揮して日本人監督として初のタイリーグ制覇。タイトルから2シーズン遠ざかっていたクラブに3つのタイトルをもたらした。

文=本多辰成

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