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AFFスズキカップ決勝…1stレグはタイがインドネシアを圧倒

2021.12.30

[写真]=Getty Images

 東南アジア王者を決めるAFFスズキカップの決勝1stレグが行われ、2大会ぶりの王座奪還を狙うタイがインドネシアに快勝を収めた。

 シンガポールを舞台に2回戦方式で争われる決勝は、準決勝で前回王者ベトナムを下したタイと6度目の決勝進出で悲願の初優勝を目指すインドネシアの対戦。タイは累積警告で出場停止のDFティーラトンをはじめ、準決勝2ndレグからスタメン7人を変更して決勝1stレグに臨んだ。

 試合は開始早々の2分にタイがMFチャナティップ(北海道コンサドーレ札幌)のゴールで先制。その後は両チーム得点がなくタイの1点リードで前半を終えたが、後半に入ると52分に再びチャナティップのゴールでタイが追加点を挙げる。その後もタイは攻撃の手を緩めず、67分にMFスパチョーク・サラチャート、87分にMFボディン・パーラーがゴールして4ー0と大勝した。

 タイは大幅にスタメンを入れ替えてグループリーグでは出場時間の少なかった選手たちを多く起用したが、終わってみれば67パーセントのボール支配率を記録し、19本のシュートを浴びせてインドネシアを圧倒。終盤には今大会出番のなかったGKカウィン・タマサッチャナンを途中出場させるなど余裕を感じさせる采配もあり、層の厚さを見せつけた。

 タイは前回大会ではJリーグでプレーしていたチャナティップ、ティーラトン、ティーラシンらの海外組を招集できずベトナムに優勝を譲ったが、王座奪還を期して臨んだ今大会では強さを見せて2大会ぶりの優勝に王手。4ー0の快勝で圧倒的優位な状況に立ったタイは、1月1日の2ndレグで「3点差以内の敗戦」以上の結果なら大会最多6度目の優勝が決まる。

文=本多辰成

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