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Jリーグ組不在のタイがマレーシアに敗戦…2勝3分け3敗でグループ4位に転落

2021.06.16

[写真]=Getty Images

 2022 FIFAワールドカップ カタール・アジア2次予選のグループGの2試合がUAEで行われ、西野朗監督が率いるタイはマレーシアと対戦した。

 タイは前節でUAEに敗れ、すでに2大会連続となるW杯アジア最終予選進出の可能性は絶たれている。マレーシアとの最終戦は、グループ3位を確保してアジアカップ3次予選の出場権をつかむためのものとなった。

 MFチャナティップ、DFティーラトンのJリーグ勢の不参加に加え、エースのティーラシン・デーンダーもケガで代表辞退と、苦しい台所事情のタイ代表。この試合でも守備の要であるDFマヌエル・ビアが試合前のアップで負傷し、急きょスタメン変更という事態に見舞われた。

 試合は序盤から両チームがチャンスを作り合う展開となったがゴールは生まれず、前半はスコアレスのまま終了。後半に入ると52分にマレーシアのMFサファウィ・ラシドがエリア内でタイのDFアーネスト・プーミパーに倒されてPKを獲得。サファウィ・ラシドが自ら決めてマレーシアが先制した。タイは後半も決定的なチャンスを何度も作ったもののゴールは奪えず、そのまま0ー1で敗れた。

 この結果、タイはマレーシアに逆転されて4位に転落。同グループでは東南アジアのライバルであるベトナムが初の最終予選進出を決めたが、タイはマレーシアにも2戦2敗という不本意な結果で2次予選を終えた。タイ国内では西野監督に対する批判の声も急激に高まっており、進退が問われることになりそうだ。

文=本多辰成

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