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フランス対ホンジュラスで“珍事”…キックオフ前に国歌が流れず

2014.06.16

フランス対ホンジュラス戦は国歌を斉唱せずに開始された [写真]=Getty Images

 ブラジル・ワールドカップのグループEの初戦、フランス対ホンジュラスのキックオフ前に“珍事”が起こった。入場してきた両軍22名の選手が整列し、いつもなら両国の国歌斉唱があるはずなのだが、なんと国歌が流れなかったのだ。選手たちは審判に促され、互いに握手をしてそのままピッチに散っていき、結局「国歌斉唱」がないまま試合はスタートしてしまった。

 この件に関し、FIFAからその場で説明はなし。フランスの各メディアは「音響システムのトラブルが原因ではないか」と報じ、FIFAもこれから原因を詳しく究明するようだ。

 ワールドカップと国歌のハプニングといえば、2006年ドイツ大会の韓国対トーゴの試合で、誤って韓国の国歌が2度流れてしまった事件が思い出されるが、“国歌なし”のキックオフは珍しい。

 今大会の開幕戦では、開催国ブラジルの選手たちが国歌斉唱の際に涙ぐむ姿が話題になった。ブラジルの国歌は長いため、キックオフ前は1番のみを流すのが一般的だが、選手とスタジアムを埋め尽くしたブラジル国民は伴奏終了後もアカペラで2番を熱唱。会場は素晴らしい雰囲気に包まれ、ブラジルはその勢いのままクロアチアを破っている。

 このように、代表の選手やサポーターにとって国歌斉唱は大きな意味を持っている。フランスは3-0で快勝したからいいものの、キャプテンであるGKウーゴ・ロリスは「ワールドカップで国歌斉唱がないなんてガッカリ」と話しており、FIFAやスタジアムの技術スタッフには再発防止が求められる。

(記事/Footmedia)

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