上白石萌音さんがナレーションを担当！…WOWOW『乾貴士　西野朗と描くスペイン5年目の未来図』

　WOWOWは7月20日、『WOWOWサッカースペシャル　乾貴士　西野朗と描くスペイン5年目の未来図』を放送する。番組では乾貴士と前日本代表監督・西野朗氏の対談などを通じて、ロシア・ワールドカップの知られざる秘話や、ベティス移籍、アラベス移籍と続いた乾の激動の1年を振り返りつつ、これからの挑戦に迫っていく。

　番組のナレーションを務めるのは女優の上白石萌音さん。近年は、大ヒットアニメ『君の名は。』のヒロイン・宮水三葉役の声優をはじめ、数多くのテレビ番組でナレーションを担当するなど、女優のみならず「声の仕事」にも活躍の幅を広げている。

「最近、ナレーションもそうですし、声の仕事が増えてきて。すごく好きな仕事だなと感じています。芝居とはちょっと違った映像との寄り添い方があって、映っている人やものが主役、というのがすごく心地がいいんです。どうやってここに馴染む声を出そうかな、どうやったら後ろの音楽との相性がいいかな、といったことを探るのが好きなので、幸せな仕事を与えていただいているなと。これからもいろいろな映像に寄り添っていけたらいいなと思いますし、そのためには常に自分を磨いていかないといけないなと思っています」（上白石さん）

　今回の収録を「サッカーの専門用語や、監督・選手の名前など、慣れない言葉が多かったので大変でした」と振り返る上白石さんは、「試合の実況に近いナレーションもいくつかありましたが、躍動感を持って声をあてたい！と思って臨みました。あとは乾選手が（試合に出られなくて）落ち込んでいるところなどに、どう寄り添うか。ナレーションが邪魔をしないようにしたい、という案配には気を付けました」とコメント。それだけに「この番組にナレーションで関わらせていただくことができて、乾選手に対して親近感が沸いたというか、ファンになりました。これから試合を観るのが楽しみです」と笑顔を見せた。

　番組を振り返り、「短い中でもドラマチックというか、大きく状況が変化する中で、決して飾らずに、人間らしく、すごく親しみを持って話している乾選手の表情が印象的でした」という上白石さん。妹で女優の上白石萌歌さんが、乾選手とテレビ番組で共演した際に「こんなに気持ちのいい笑い方をする人に会ったことがない」と評していたのを聞いたことがあったそうで、「そこに人柄が出ているなと。破顔一笑というか。この番組を観ていて、本当にそうだなと思いました。苦しい時があるからこそ、ピッチに立ってプレーする瞬間の笑顔が輝いている。どんな言葉よりもその佇まいが心に残りました」と話した。

　本番組では、乾をロシア・ワールドカップのメンバーに抜擢し、日本をベスト16に導いた前日本代表監督・西野朗氏が登場し、乾選手と対談する。

「現役選手とあまり年齢の溝を感じさせない、飾らない方だと思いました。20年以上も前に、スペインにコーチ留学をしたことがあったということで、パワフルでバイタリティーあふれる方だな、と。お二人の対談を観て、お互いを信じあっているところに深い信頼関係を感じました」

　そして最後には本番組について、「乾選手が、スペインでどういう風に戦って、どういう日々を過ごされていたのか、というところはもちろんですし、西野監督の乾選手や、日本のサッカーに対する思いも見どころです。色々なニュースやメディアで語られなかったことが存分に語られているので、サッカーファンには見逃せない番組だと思っています。日本を代表する、世界で活躍する選手でもありますし、乾さんを応援するという意味でも、みんなで楽しんで観ていただけたら嬉しいです」と視聴者へメッセージを送った。