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マーキュリアル誕生から20年! あなたのお気に入りの一足は?

2018.02.05

 スピードをコンセプトとしてスパイク『マーキュリアル』が誕生したのは1998年。その開発に至った経緯をご存知だろうか。

 ナイキは1996年に世界の大会で最も多くの栄誉を持つブラジル代表チームとのパートナーシップを締結。その頃、急成長を見せていたのがロナウドだった。ブラジル代表選手のプレーに相応するスパイクを作るという使命を負ったナイキは、ロナウドをその象徴的な存在として選び、彼の虎視眈々とゴールを狙い、誰にも負けない速さでゴールへと加速するプレースタイルに合うスパイクを作り始めた。

 そうして生まれた『マーキュリアル』は世界に衝撃を与えた。軽量化のためにカンガルーレザーを捨て、薄くて軽い合成皮革を採用。プレートは業界標準の3mmから1.75mmにまで大胆に変えた。誕生から20年が経った今でも『マーキュリアル』は進化を続け、常にその時に活躍するアスリートのニーズを満たし、フットボールに新しいイノベーションとスタイルを提供している。

1998 ナイキ マーキュリアル:スピードのために作られた初のスパイク
ナイキ

当初、『ティエンポ ウルトラライト』、そして『ロナウド ウルトラスピード』と呼ばれた『ナイキ マーキュリアル』は、ロナウドの驚異的なスピードを念頭に開発された。天然皮革のような性質を持ちながらも、水分を吸い込むことはない合成皮革で薄く軽いKNG-100を使ったアッパーは、合成素材への偏見を打ち破り、フットボールシューズの新しい作り方を確立させる存在となった。レーシングバイクのシャシーを参考にした表面の粘度を高めるコーティングは、究極のボールコントロールを実現。ロナウドの足元ではブルーとイエローの色が、鮮やかな印象を与えた。

2000 ナイキ マッチ マーキュリアル:速く もっと速く
ナイキ

たった230gの『ナイキ マッチ マーキュリアル』は、オリジナルの『ナイキ マーキュリアル』で終わりを見ることとしなかった軽量化への挑戦の結果と言える。オリジナルと同じ足型を用いながら、見た目には特徴的な美しさを与えた。

2002 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー:トラックからピッチへ
ナイキ

『マーキュリアル ヴェイパー』は、90分間のダッシュと、スピードのあるプレイヤーのために完璧な接地感を提供することを念頭に作られた。余計な重さを取り除くため、接着剤から縫製用の糸まで全ての重さを計量。足の骨格に合わせて作られた新しい足型は、足に自然に馴染んでプレッシャーを抑えた。この革新的なフィットにより軽量化を計り、快適さを高め、スピードを高めた。

2004 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー II:新星誕生
ナイキ

完璧な接地感を生み出すために快適さを高めることが求められ、フィットの改良にはヒールタブを大きくして足首周りのクッション性を高めることも含まれた。ロナウドのシグネチャーに使われたゴールドとブラックの『マーキュリアル ヴェイパーII R9』が一番人々の心に残るものとなった。この大胆なデザインにふさわしく、当時頭角を表しつつあったクリスティアーノ・ロナウドの足元でこのスパイクが輝き、その伝統もスムーズに受け継がれていった。

2006 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー III:足馴染み
ナイキ
重要視した点は、試合中続く快適さを維持させながら、足とスパイクとの距離を縮めることだった。クリスティアーノ・ロナウドは大胆なカクタス・カラーを着用。一方、ブラジルのロナウドは限定版の『マーキュリアル ヴェイパーIII R9』で大会得点を記録し、2007年発売の10周年記念版ではマーキュリアルとスピードの10年の歴史を振り返った。

2008 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー SL:ど肝を抜くもの
ナイキ
フットウエアデザイナーのマーク・パーカーが2006年1月にナイキCEOに就任すると、彼は社内デザインチーム全員に、デザインに制約をつけず意表を突くものを作り出すことを求め、競技向けフットウェアにおけるイノベーションの意味を再考することを促した。この要求に応え、ナイキ フットボール チームは『マーキュリアル』の軽さとスピードのコンセプトを大きく加速させる。重さはたった185g、イタリア製のアッパー、ドイツ製のプレート、韓国製のアウトソールを生み合わせた『マーキュリアル SL』は文字どおりグローバルスポーツであるフットボールの産物だ。

2008 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー IV:大胆な動き
ナイキ
広いシュート面を確保した流線型の短距離スパイクのスタイルを提供することを課題として改良。帝人®のアッパーでシューレース部分を覆い、グラスファイバー製のシャシーが陸上スパイクのように瞬時の加速を可能にした。

2009 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライ:フィットを完璧に
ナイキ
アスリートが望むものは何か、履いている感覚を減らしながら全ての要望を叶えられるスパイクにするためにはどうすればいいのか、その答えから生まれた、当時最軽量・最速のスパイク。

2010 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライ II:猫のような反射
ナイキ
チーターをインスピレーションに、トラクションによるスピードを追求。クリスティアーノ・ロナウドの意見も生かし、ナイキ センス テクノロジーを取り入れた。革新的なスタッドで、足圧や路面の状況に応じて数ミリ単位で伸縮。あらゆる方向への動きに最適なスピードと安定感を提供し、あらゆる方向転換を加速させることで、大事な一歩の踏み出しを勝利への機会に変えていった。

2011 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライ III:しっかりとした足元
ナイキ
敵の好機につながる小さなつまずきやスリップをなくすことにフォーカスした『ナイキ マーキュリアル ヴェイパー スーパーフライ』の第3弾。つま先のトラクションがスリップのリスクを減らし、三又のブレードが方向転換のスピードを最大限高めた。

2012 ナイキ マーキュリアル ヴェイパーVIII:気がつけばいなくなっている
ナイキ
マーキュリアルファミリーに登場した新顔には、ボールに向かう時の加速と高速移動時のボールタッチを基本性能として組み入れた。

2013 ナイキ マーキュリアル ヴェイパー IX:究極のコントロールのための再生
ナイキ
9代目の『マーキュリアル ヴェイパー』は完璧なコントロールを目指した。クリスティアーノ・ロナウドのために作られたCR7エディションの『マーキュリアル ヴェイパー IX』には、新しい手触りのアッパーにネオンカラーとサファリのデザインをあしらった。さらに『CR7 マーキュリアル ヴェイパー スーパーノヴァ』では、アッパー全面に「銀河系」のデザインを施し、マーキュリアルシリーズの地球のものとは思えない爆発的なスピードを表現した。

2014 ナイキ マーキュリアル スーパーフライ IV:足につけたスリングショット
ナイキ
最新バージョンは、常に敵に先んじる、サッカーの未来を描くような選手のために作られた。ナイキ『マジスタ』に初めて登場したダイナミックフィットカラーは、フットボールスパイクの形を明らかに変えた。これがマーキュリアルに加わると、その新しい印象はピッチを超えて『HTM ナイキフリー フライニット マーキュリアル SP』にまで派生し、これが最近のフットウェアの歴史に残るような大きなトレンドの始まりとなった。

2016 ナイキ マーキュリアル スーパーフライ V:4つの「初」でさらにレベルを上げる
ナイキ
プレイヤーが最高のスピードを発揮できることだけを目標に、すべての部材が一体として機能するように、マーキュリアルの究極の表現を目指してデザインされた。

そして、また新たな歴史が刻まれようとしている――。
最新作が日本時間の2月8日に登場!  COMING SOON!!
ナイキ

By サッカーキング編集部

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