CL第1戦はドロー…ユヴェントス指揮官、ビジャレアルを警戒「一瞬の出来事が試合を変える」

　ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が16日に行われるチャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16セカンドレグのセビージャ戦を前に記者会見を行い、意気込みを語った。15日にクラブ公式HPがコメントを掲載している。

　ユヴェントスは2月下旬に行われたファーストレグで、ホームのビジャレアル相手に1－1とドロー。次のラウンドに進出するためには、セカンドレグで必ず勝利が求められる。

　アッレグリ監督はビジャレアル戦に向け、「私が選ぶチームにはすでに明確なアイディアがある」と語る。「このチームに決勝に進出できるクオリティや成熟度があるかどうかはわからないが、決勝に進出する野心はもっていなければならない」と続けた。

「我々は、できる限り最大限の力を発揮しなければならない」

「明日は決勝戦のようなもので、決戦になる。90分でも120分でも、勝者がいなければならない」

　ユヴェントスは現在リーグ戦で4位に位置しており、スクデット奪還には少し遠い位置にいる。指揮官は「シーズン序盤の3カ月をこのように過ごせたからこそ、今の自分たちがあるのだと思う」としたうえで、「私は2年間チームを離れていた。知らない選手と一緒に戻ってきた。私も含め、ミスを犯しながらスタートした」とここまでのシーズンを振り返った。

　また、アッレグリ監督は「ジョルジョ・キエッリーニ、パウロ・ディバラ、フェデリコ・ベルナルデスキの3人が復帰できる」とケガ人の復帰に言及。一方で「3人とも90分足が持たないから、特に延長戦になった場合は交代要員が重要になるね」と加えている。

　最後に、対戦相手のビジャレアルについて、「ヨーロッパリーグで何度も優勝している優秀な監督を擁する実力派」と警戒。「技術力のあるチームなので、できるだけ失点しないようにしなければならない。（ファーストレグでの）アウェイ戦では、あの時点で試合をコントロールできていたように見えただけに、たった一度の集中力の欠如が大きな痛手になった」と振り返り、「一瞬の出来事が試合を変えてしまう」と気を引き締めた。

「一発勝負のこの試合で、我々が考えていることはただ一つ、次のラウンドに進むことだよ」

「そのためには、明日、ファンの後押しが重要になるね」