先制点を奪ったピアツァ(右)と追加点を決めたD・アウヴェス(左) [写真]=NurPhoto via Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグが22日に行われ、ポルト(ポルトガル)とユヴェントス(イタリア)が対戦した。
グループHを首位で通過したユヴェントスは、現在公式戦7連勝中と波に乗っている。対するグループG2位のポルトもリーグ戦6連勝中で、好調なチーム同士の対決となった。ユヴェントスはDFレオナルド・ボヌッチがパレルモ戦で指揮官に異を唱えたとして、規律違反によりベンチ外。DFジョルジョ・キエッリーニとDFアンドレア・バルザーリがセンターバックのコンビを組む。一方、ポルトはFWアンドレ・シルヴァと新加入のFWソアレスが2トップを組む。
最初にチャンスを迎えたのはホームのポルト。6分、エリア手前でFKのチャンスを獲得すると、ヤシン・ブラヒミが直接狙ったが、ここはクロスバーの上に外してしまった。
ここまでポルトがユヴェントスの攻撃をしのいでいたが、痛恨のプレーが生まれてしまう。左サイドバックのアレックス・テレスが25分と27分に続けてイエローカードを受けてしまい、残り時間を10人で戦うことになってしまった。ユヴェントスはテレスのファウルでFKを得ると、ミラレム・ピアニッチからパスを受けたフアン・クアドラードがミドルシュートを狙ったが、ここはカーブがかかり過ぎてしまい、枠の左に外れた。直後の30分、ポルトはエースのA・シルヴァを下げて左サイドバックのミゲル・ラジュンを投入した。
一人多いユヴェントスが支配率を増すと、39分にチャンス。左サイドのアレックス・サンドロからパスを受けたゴンサロ・イグアインがダイレクトシュートを放つと、DFに当たったボールが枠を捉える。しかし、ここはGKイケル・カシージャスがなんとか反応してCKに逃れた。前半アディショナルタイム2分にはCKの流れからパウロ・ディバラが無回転の強烈な左足シュートを放ったが、ボールは惜しくも右ポストを直撃。先制点とはならなかった。このままスコアレスでハーフタイムを迎える。前半終了時には判定に不服なポルト・サポーターが審判団に向けて激しいブーイングを浴びせる場面もあった。
ユヴェントスは後半立ち上がりの47分にビッグチャンス。ピアニッチから浮き玉のパスを受けたディバラがゴール左上にシュートを決めたが、ここはわずかにオフサイドラインから出ていたため、得点は認められなかった。
その後もボールをキープしながら得点できないユヴェントス。66分、ディバラからパスを受けたイグアインがエリア手前右から右足でカーブをかけたシュートを狙ったが、ここはわずかに枠の右へ外れてしまった。
ここからユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督の采配が的中する。67分にクアドラードを下げてマルコ・ピアツァを投入する。すると72分、右サイドのピアツァがディバラへパス。ディバラのパスは相手DFに当たったが、こぼれ球をピアツァがゴール左下に決めて遂に先制点を奪った。ピアツァにとってはユヴェントス加入後初ゴールとなった。
直後の73分にシュテファン・リヒトシュタイナーを下げてダニエウ・アウヴェスを投入。すると74分、左サイドのA・サンドロがクロスを入れると、ファーサイドのD・アウヴェスが胸トラップからボレーシュート。これがゴール左に決まり、ユヴェントスが立て続けに追加点を奪った。
このままユヴェントスがアウェーで2-0の快勝。ベスト8進出に大きく前進した。一方、ポルトはホーム18戦無敗の記録が途切れた。
セカンドレグは3月14日にユヴェントスのホームで行われる。
【得点者】
0-1 72分 マルコ・ピアツァ(ユヴェントス)
0-2 74分 ダニエウ・アウヴェス(ユヴェントス)
By サッカーキング編集部
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