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[湘南の男、その熱き思い] 秋元陽太 ベルマーレでの栄光を、この手に①

[写真]=神山陽平

自分がいるべき場所は、やはりここしかない。その思いを胸に秘めて、秋元陽太が湘南ベルマーレに戻ってきた。再びJ1の舞台に舞い戻り、栄光をつかむために――。守護神は全身全霊をかけてゴールマウスに立ちはだかる。

Jリーグサッカーキング5月号[湘南ベルマーレ特集]共走-KYOUSOU-

人間的にもっともっと成長しなきゃいけない

昨シーズンはFC東京でプレーされました。湘南ベルマーレを外から見て、どのように感じていましたか?

やっているサッカー、目指しているものは全く変わっていない印象でしたが、最後の局面で失点してしまうところは、もったいないな、と思っていました。携帯電話で試合経過を見ていて、「ベルマーレ勝ったな」と思って更新ボタンを押したら失点していた、ということが何試合かあったので、「なぜなんだろう」という気持ちはありましたね。

実際に対戦された時のベルマーレの印象はいかがでしたか?

前線からプレッシャーをかけてくるのは分かっていましたし、イメージどおりだったと思います。FC東京のホームで試合をした時(2ndステージ第11節)も、1ー0でFC東京がリードした後、前からアグレッシブに来られたんですが、FC東京が後半に2点を奪う展開になりました。あの試合でもスペースが広く空いていたので、それが失点を生んだのではないかと思っています。リスク管理や「今は守るべき時間帯なんだ」という共通意識が足りなかったのかな。相手として見ていただけなので分からないですが、そう感じました。

客観的に見て、ベルマーレの長所や短所はどの部分にあると思いますか?

走力の部分はどのチームよりも優れている印象でしたが、ゴールが欲しい時間帯や、前半のラスト10分間、試合終了間際の10分間で失点してしまうところは、外から見ていてもったいないな、という気持ちがありました。

失点が多かった原因は、どこにあると思いますか?

前に攻める意識は強かったんですが、その反面、リスク管理が足りない部分があったと思います。スペースが結構空いていたので、うまくコーチングなどをしながらスペースを埋めなければならなかったのかな、と感じています。

秋元選手自身についても伺いたいのですが、FC東京で1年間プレーして、成長できたと思う部分はどこでしょう?

1年間すごく苦しんだシーズンでしたけど、その中でもゲームの流れを感じる力、読む力は、少しは成長したかな、と感じています。

その1年間を経てベルマーレに復帰することになりますが、その経緯を教えていただけますか?

昨年、FC東京で苦しんでいて、パフォーマンスもあまり良くないにもかかわらず、復帰の話をいただきました。熱意や誠意を強く感じましたし、僕もその思いに応えなきゃいけないな、という気持ちになりました。

FC東京でプレーし続けるという選択肢もあったと思います。

もちろんその選択肢もありましたが、1年間プレーしてみて、自分の実力不足もありましたし、チームに溶け込もうとしているんですけど一歩踏み出せないという短所も出てしまいました。そういった部分を見つめ直した時、人間的にもっともっと成長しなきゃいけないと思ったので、もう一度ベルマーレにお世話になりたいという気持ちになりました。

[写真]=Getty Images

復帰を決断された最大の決め手は何だったのでしょうか?

最初は坂本紘司スポーツダイレクターや小原光城強化本部長とお話させていただいて、その中で評価していただいているのを感じましたし、今後のサッカー人生で自分がどうなりたいかを考えた時に、たとえJ2であってもベルマーレのためにもう一度、戦って自分を成長させたいという考えになりました。

移籍するにあたって、ベルマーレの選手に相談はしましたか?

同い年の藤田征也や、徳島ヴォルティスに期限付き移籍した梶川裕嗣とはすごく仲がいいので、その2人とはいろいろ話をしました。裕嗣は同じGKですし、試合に出始めたところだったので複雑だったと思いますけど、彼も「戻ってきてくれたらうれしい」と言ってくれました。

曺貴裁監督の存在は、移籍の決断に影響したのでしょうか?

その当時、曺さんが続投するかどうかはまだ決まっていなかったんです。でも、最終的に残ってくれたのはうれしかったですし、「また曺さんの下で頑張ろう」という気持ちはもちろんあります。

秋元選手から見て、曺監督はどんな方なのでしょう?

選手との距離は近いと思いますし、24時間、サッカーのことを考えている監督です。もちろん厳しいことも言われますが、選手のことを思って言っているのは感じるので、本当にありがたいですね。

サポーターのために勝てたのは選手としても非常にうれしい
厳しいことを言い合える仲間にならないといけない

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