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[苦しさを乗り越えて] 山田直輝 自信を取り戻し「勝負の年」へ③

長期離脱から復帰し、昨シーズン終盤は完全復活を印象付けた。リーグデビューから10年目にして念願の開幕戦出場を果たした山田直輝は、二つのきっかけから、かつての自信に満ちたプレーを取り戻した。準備は万端。高いモチベーションで「勝負の年」に挑む。

Jリーグサッカーキング5月号[湘南ベルマーレ特集]共走-KYOUSOU-

ベルマーレの勝利だけを100パーセント考えている

ベルマーレへの加入直後は、日々のトレーニングがキツいと言っていました。今はどう感じていますか?

毎年レベルアップして、毎年キツくなってます(笑)。内容が濃くなってるし、回数も増えてますし。シーズン前の練習は特にキツかったです。さすがに僕は3年目なので慣れてきましたけど、今シーズンの練習を1年目に経験していたら相当苦労したと思います(笑)。

今年の新加入選手は驚いていました?

そうですね、みんなよくケガをせずについてこれたなと(笑)。シーズン前は本当に身体を追い込むので、みんな準備やケアが欠かせなかったですね。

準備やケアの仕方は、浦和レッズ時代と比べて変わりましたか?

朝来る時間から帰る時間まですべて変わりました。浦和の時は練習の1時間前にクラブハウスに行ってましたけど、今は2時間前かそれよりもうちょっと前に来て準備しています。チーム全体で見ても、1時間半前にはみんな来てますね。

それだけ入念に準備をしないとトレーニングについていけない、ということですか?

そうですね。みんな向上心が強いですし、全力で練習するので準備はしっかりしています。

あらためて「勝負の年」というこの1年、どんなシーズンにしたいですか?

所属しているチームをJ2に降格させてしまった責任は感じていますし、必ず1年で(J1に)戻らないといけないと思っています。J2でプレーするのは初めてですけど、チームをJ1に昇格させる責任感や、昨シーズン取り戻した感覚をさらに理想に近付けること、上のレベルを目指す上では年齢的にもラストチャンスだと感じています。そういったいくつかの思いの中で、今シーズンは勝負の年と位置付けてしっかりと戦い、結果を残していきたいと思っています。

その思いを持って、スタジアムではどんなプレーを見せてくれますか?

ベルマーレを応援してくれるファン・サポーターの皆さんはご存知だと思いますけど、走るサッカーを特徴とする《湘南スタイル》にアクセントを与えるプレーを見せたいなと。「気が利くな」とか、「ああ、そういうプレーもあるんだ」とか、チームにプラスをもたらすプレーで勝利に貢献していきたいと思っています。浦和から期限付き移籍し3シーズン目になります。

答えにくいと思いますが、浦和への思いはどの程度あるのでしょうか?

期限付き移籍ですし正直に言えば、浦和への思いがないわけではありません。浦和は日本でトップのチームですし、そこでプレーできるのはトッププレーヤーだけなので。ただ今は、ベルマーレのことしか考えていません。ちょっと前までは浦和のことも考えてましたけど、今は100パーセント、ベルマーレが勝つことだけを考えています。ちょうど娘が生まれた頃、そう思えるようになりました。それまでは周りの目を気にしていたところもありましたけど、今は自分と家族のために、所属するチームのために、集中してプレーできるようになりました。

こうした面でも、今はメンタルが良い状態にあるみたいですね。

山田 以前は周りの期待に応えなきゃいけないとか、そういう感情もあったんだと思います。でも娘が生まれてから、他のことを気にせず自分と家族を最優先に考えるようになり、妻の支えもあってサッカーとより向き合えるようになりました。今やるべきことはベルマーレのために100パーセント全力でプレーすることですし、そのために毎日の練習に臨みたいと思います。

山田直輝(やまだ・なおき)
生年月日/1990年7月4日 出身地/埼玉県
身長・体重/168cm・66kg
浦和ユース所属の08年に2種登録としてリーグデビュー。以後、年代別代表や日本代表に選出されるなど順調なキャリアを積んでいたが、度重なるケガなどに苦しみ15年、心機一転、湘南へ。リーグデビューから節目の年を迎えた今シーズンは、さらなる飛躍を誓う。

自分の中で今年は勝負の年。その気持ちが目標数字を生んだ
楽しみと苦しさがあった2年間。人間としてとても成長できた

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