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憧れのレヴァンドフスキに近づくために…森海渡が2戦連続ゴールを狙う

2019.02.01

森は前半で2得点を挙げ、チームに勢いをもたらした [写真]=NIKE

 速さ、高さ、巧さを兼備した18歳のストライカーが、イングランド遠征でも得点力を見せつけた。森海渡(柏レイソルU-18)は、「NIKE NEXT HERO プロジェクト」の選抜メンバーとして、昨年に続き2度目の遠征参加。前回のイタリア遠征でハットトリックを決めた森が、現地のアカデミーチームとの練習試合でまたしても存在感を放った。

「試合に入る前からシュートをどんどん打っていこうと思っていた」という森は、積極的に味方からのボールを呼び込む。前半12分にミドルシュートを沈めると、38分にはヘディングシュートを叩き込んだ。

 試合後は安堵の表情を浮かべたものの、森に満足した様子はない。「今日は得点できましたけど、昨シーズンを振り返るとプレミアリーグで1年を通して点を取れたという感触がなかった」。森は2年連続で高円宮杯 U-18サッカープレミアリーグの開幕戦ゴールを決めながら、その後は継続して結果を残すことができなかった。「もっと決め切る力を身につけなければいけない」と課題を口にする。

 そんな彼が理想とするのは、得点パターンが多彩で、勝負強さを備えているロベルト・レヴァンドフスキだ。世界最高のストライカーとの呼び声も高く、2015年のヴォルフスブルクとの試合では、9分間で5得点を挙げるスーパープレーを見せたこともある。

「レヴァンドフスキはどんな形でもゴールを決められる絶対的エース。僕の憧れです」

 点を取ってナンボ。これはFWの選手がよく口にする言葉だ。森も口癖のように話す。「何回も言っていますけど、FWは点を取ってナンボだと思う。もっと点を取れるFWにならなければいけないと、強く思います」。イングランドのアカデミーチームから2点を取ったからといって、浮かれているようでは絶対的なエースにはなれない。森は「チームがどんなに苦しくても、自分一人で点を決められるくらいの能力がなければトップ選手には近づけない」と、自分に言い聞かせるように語った。

 今回の遠征で残された試合は、EDVSアカデミーとの対戦のみ。レヴァンドフスキのようなストライカーへと進化するためにも、2試合連続ゴールは欠かせない。

取材・文=高尾太恵子

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