2023JリーグYBCルヴァンカップのグループステージ第1節が8日に行われた。
今季はACL出場チームも予選からの参加となり、J1の18チームに昨季降格した清水エスパルスとジュビロ磐田を加えた20チームを5グループに分けたグループステージを戦い、各グループの首位とグループ2位の成績上位3チームを加えた8チームがホーム＆アウェイ方式のトーナメント戦を行うことに。また、コロナ禍により凍結されていたU－21選手の先発義務ルールが復活した。
■王者たちは白星発進に成功
Aグループの横浜F・マリノスvsジュビロ磐田は、ゴールレスで迎えた後半に左サイドの裏に抜け出したヤン・マテウスのセンタリングがオウンゴールを誘発し、ホームの横浜FMが先制。これが決勝点となり、J1王者が白星発信に成功した。もうひと試合のサガン鳥栖vsコンサドーレ札幌は0－0の引き分けに終わっている。
Bグループの清水エスパルスvs川崎フロンターレは、試合開始早々の6分に清水が先制。ボール奪取から手数をかけずに右サイドを駆け上がる北爪健吾がクロスを上げ、最後はオ・センフンが頭で合わせてゴールネットを揺らした。さらに直後のキックオフで清水が高い位置からプレスをかけてボールを奪取し、白崎凌兵が加点。後半にチャナティップのスーパーボレーで1点を返した川崎Fだったが、直後に乾貴士のアシストから中山克広が冷静にゴールネットを揺らして突き放した清水がリードを守り切って3－2で勝利。今季の公式戦初白星をルヴァンカップで手にした。
Cグループは、昨季の王者であるサンフレッチェ広島がホームで横浜FCと対戦。59分に横浜FCのカプリーニに先制点を奪われたが、75分に満田誠のゴールで追いつくと、80分に佐々木翔のゴールで逆転し、88分にはオウンゴールでリードを広げ、試合を決定づけた。もうひとカードのヴィッセル神戸vs名古屋グランパスの一戦は、酒井宣福の2得点によりアウェイの名古屋が0－2で勝利している。
■福岡の鶴野がプロデビュー弾！
Dグループの柏レイソルvs鹿島アントラーズは、アウェイの鹿島が素早いトラジションから松村優太のゴールで先制したが、試合終盤の90分にセットプレーの流れから柏の細谷真大が同点弾を沈めて1－1の引き分けに持ち込んだ。アビスパ福岡とアルビレックス新潟の一戦は、プロデビュー戦となった鶴野怜樹のゴールにより福岡が1－0で勝利している。
Eグループは大阪勢が白星スタートに成功。敵地で京都サンガと対戦したガンバ大阪は、１－１で迎えた42分に先制点を挙げたG大阪の福田湧矢が起点となり、ダワンがJ1の開幕戦に続いてルヴァン杯の開幕戦でもゴールを記録。勝ち越しに成功すると、後半にも1点を加えて3－1で勝利。一方のセレッソ大阪はFC東京相手に新助っ人のカピシャーバが試合終了間際にゴールを挙げて1－0で競り勝ち、今季の公式戦初白星を手にした。
今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは以下の通り。
■GS第1節・試合結果
▼Aグループ
横浜FM 1－0 磐田
鳥栖 0－0 札幌
▼Bグループ
湘南 0－0 浦和
清水 3－2 川崎F
▼Cグループ
神戸 0－2 名古屋
広島 3－1 横浜FC
▼Dグループ
柏 1－1 鹿島
福岡 1－0 新潟
▼Eグループ
京都 1－3 G大阪
C大阪 1－0 FC東京
■GS順位表
※（）内は勝ち点／得失点差
▼Aグループ
1位 横浜FM（3／＋1）
2位 札幌（1／0）
2位 鳥栖（1／0）
4位 磐田（0／－1）
▼Bグループ
1位 清水（3／＋1）
2位 浦和（1／0）
2位 湘南（1／0）
4位 川崎F（0／－1）
▼Cグループ
1位 名古屋（3／＋2）
1位 広島（3／＋2）
3位 横浜FC（0／－2）
3位 神戸（0／－2）
▼Dグループ
1位 福岡（3／＋1）
2位 鹿島（1／0）
2位 柏（1／0）
4位 新潟（0／－1）
▼Eグループ
1位 G大阪（3／＋2）
1位 C大阪（3／＋1）
3位 FC東京（0／－1）
3位 京都（0／－2）
■GS第2節・対戦カード
◉3月25日（土）
▼Aグループ
14:00 磐田 vs 札幌
◉3月26日（日）
▼Aグループ
15:00 鳥栖 vs 横浜FM
▼Bグループ
15:00 浦和 vs 清水
15:00 川崎F vs 湘南
▼Cグループ
14:00 横浜FC vs 神戸
14:00 広島 vs 名古屋
▼Dグループ
14:00 新潟 vs 鹿島
15:00 福岡 vs 柏
▼Eグループ
15:00 FC東京 vs 京都
15:00 G大阪 vs C大阪
By サッカーキング編集部
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