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「現状ほぼ優磨と綺世しか…」待望の移籍後初得点、樋口雄太の一発が鹿島に与える好影響とは?

2022.04.23

[写真]=兼子愼一郎

 JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第5節が行われ、鹿島アントラーズが3対0で大分トリニータを下した。この結果、鹿島は3勝1分け1敗の勝ち点10でプレーオフステージ圏内の2位以内が確定。鹿島を率いるレネ ヴァイラー監督も「予選突破がまず一つのゴールだったので、嬉しく思っています」と胸を撫で下ろした。

 この一戦の転機は前半終了間際の45分、大分DF羽田健人がエリア内での得点機会を阻止したとして一発退場に。しかし、これで得たPKを荒木遼太郎が決められずスコアレスで前半を折り返す。

 大分は後半開始から前線のサムエルを下げ、センターバックの小出悠太を投入して『4-4-1』の布陣に変更。守備ブロックを形成して耐える展開が続く中、51分に新加入の樋口雄太がその均衡を破る。左サイドから攻撃を組み立て、松村優太のパスを受けると右足を一閃。「打った瞬間はクロスバーか、少し外れたかと思いましたけど、うまく落ちてゴールになった」と移籍後初ゴールで鹿島が先制に成功する。すると、この得点を皮切りに鈴木優磨、アルトゥール カイキが得点を重ね、終わってみれば3発快勝を収めた。

 本拠地での記念すべき一発について、樋口は「このスタジアムで決められたことはすごく気持ちがいいですね」とコメント。続けて「まだルヴァンカップでしか結果を残せていないので、これからはリーグ戦でも同じような活躍をしないといけないですし、自分の価値を高めていきたい」とさらなる高みを見据えた。またこの得点がもたらす自身とチームの今後の影響については「現状ほぼ優磨と(上田)綺世しか得点が取れていないので、相手の的を絞りにくくさせるという面でも今日の得点は良かったと思います。みんなが得点できるようなチームになっていけば、相手も分析がしにくくなって勝利につながっていくと思う」と話した。

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