FC東京戦で3ゴールを挙げて喜ぶ興梠 [写真]=兼子愼一郎
2016JリーグYBCルヴァンカップ準決勝第2戦が9日に行われ、浦和レッズはFC東京と対戦し、3-1で勝利を収めた。この結果、2戦合計スコアを5-2とし、2013年以来の決勝進出を決めている。ゲーム終了後、同試合でハットトリックを達成したFW興梠慎三がコメントを残している。
ホームの埼玉スタジアム2002に集まったサポーターの前で、3ゴールを挙げるなど圧巻の活躍を見せた興梠。試合を振り返って、「今日は素晴らしいサッカーができたと思います」と内容に満足する様子を示した。
興梠が前半に挙げた2得点は、敵陣でパスをつないで生まれたものだった。そのゴールについては、「自分自身が一人で打開して点を決めるっていうタイプじゃないので、みんなで(パスを)つないでとった1点だったと思います」と仲間を称えた。
タイトルをかけた決勝の対戦相手はガンバ大阪に決まった。10月1日の2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第14節では4-0と圧倒したが、昨季のJリーグチャンピオンシップ準決勝や第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会決勝で敗れるなど重要な一戦で苦杯をなめさせられてきた。興梠は、「ガンバには悔しい思いをさせられることが多いですけど、次こそ本当に借りを返したいなと思います」と決戦へ意気込んだ。
さらに、15日に埼玉スタジアム2002で開催されるファイナルへ向けて、「このスタジアムでできることは心強いですし、これ(今日)以上のサポーターと決勝を戦って、タイトルを獲りたいと思います」と続け、闘志を燃やした。