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川崎FW大久保、危機感抱きチームに喝「本当にどっかで成長しないと」

2015.05.21

 ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第5節が20日に行われ、川崎フロンターレはホームでモンテディオ山形と対戦し1-1で引き分けた。試合後、川崎のFW大久保嘉人が記者団の取材に応えている。

 試合は、川崎が山形の守備に苦しみ、自慢の攻撃陣も沈黙。すると後半の54分に山崎雅人のゴールで山形に先制を許す。だが、川崎はMF中村憲剛と大久保を投入し反撃を狙うと、64分にエウシーニョのゴールで同点に追いつき、結局1-1の引き分けで終わった。

 大久保は試合後、前半のチームについて「そんなに怖くなかったですもんね、見ててね。パスばっかじゃやっぱダメですよ」と振り返ると、「固められたからそこに出さないってのが結構多いんですよ。打たないと始まらないし。それだったら自分たちで回して自己満してるチームだから、怖くないですよ」とチームのパフォーマンスに苦言を呈し、「だってワクワクしないでしょ?見てて。最後のドリブルとかもどんどんどんどんつっきらないと何かが起こるんじゃないかなと思わないでしょ」と説明した。

 そのため大久保は、「パスばっかりだったからどこかでアクセントつけなきゃと思って、ドルブルでどんどん突っかけて、打てれば打つ、引き寄せてパス、をしようかなと」と、失点後に投入された際の意識を明かし、同点弾については「前半からああいう形でみんなで動いてやれれば、今日の相手なら簡単だったと想います」と振り返っている。

 また、チームについて、「良いときはできてるけど、悪いときは何もできないってのはすごいある」と語ると、「俺がボール持ったとき誰も動かないです。ずーっと見てて、で俺が引きつけたときに(パスを)出したら準備してないからミスっちゃうんですよ」と悪いときの問題点を指摘。良いときは「俺が持ったら、誰かが走って、空けてくれて、その辺りにまた誰かが裏に走ってるからボールを出して、で自分が中に入っていって決めるとか。そういう連動ができる」と明かした。

 そして、この日のチームのパフォーマンスを受けて「本当にどっかで成長しないと、このサッカーを風間さんがやってるけど、もったいないで終わりますよ。俺たち本当にやらないと。ミスを恐れてるんじゃなくて、自分でどんどん仕掛けて行かないと」とチームに喝。

 1-1のドローという結果について大久保は「まあいいんじゃないんですか?しょうがないでしょ。取れないですよ、こんなサッカーしてたら」と改めて苦言を呈すると、「すごい怒ってました」と試合後の風間八宏監督の様子を明かし、「その気持ちはすごい分かるし。こんなんやってちゃ、マジやらないほうがいい」と語っている。

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