勝ち越しゴールを決めた堂安律 [写真]=金田慎平
キリンカップサッカー2026が5日に行われ、日本代表とニュージーランド代表が対戦した。
FIFAワールドカップ2026では“王国”ブラジル代表との激闘の末、ラウンド32敗退に終わった日本代表。大会終了後、森保一監督と異例の半年契約を締結し、2018年から続く現体制の集大成となるAFCアジアカップ2027に向けた道のりがスタートした。
第3期目の初陣となったウルグアイ代表戦では松木玖生と塩貝健人に代表初ゴールが生まれ3-1で勝利。続くベネズエラ代表戦は先制を許したが、“エース”上田綺世の2ゴールで逆転に成功した。1日に行われたエクアドル代表戦は90分間をスコアレスで終えたものの、“守護神”鈴木彩艶の活躍でPK戦を制し、キリンカップサッカー2026制覇に王手をかけた。3大会ぶり12度目の優勝をかけて激突するのは、ワールドカップにも出場した“オセアニアの雄”ニュージーランドだ。
4-2-3-1のシステムを採用した日本は、開始1分足らずで堂安律の強烈なミドルシュートが枠を捉えるなど、立ち上がりから主導権を掌握。9分には素早い攻守の切り替えから佐野海舟がボールを引っ掛け、久保建英のパスを受けた堂安が再び鋭いシュートを放つ。20分にはクリス・ウッドに起点を作られ、ニュージーランドのカウンターを浴びたが、ボックス内で中野就斗が体を投げ出し、得点は許さなかった。
圧倒的にボールを保持する日本だが、5-3-2の強固なブロックを組むニュージーランドはなかなか隙を見せず。それでも28分、久保が右サイド深くまでドリブルでえぐると、バックパスを受けた中野がゴール前へ柔らかいクロスを送り、最後は上田が豪快に蹴り込み先制に成功。しかし、得点からわずか4分後、前田大然のパスが乱れたところからカウンターを浴びると、左サイドを駆け上がってきたベン・オールドがウッドからのパスを流し込み、試合は振り出しに戻された。
もったいないミスから失点を喫した日本は、その後もボールを保持しながらサイドを起点にチャンスをうかがうも決め切ることができず。前半は1-1で終了した。
後半開始早々、ニュージーランドはGK鈴木彩艶までプレスをかけるが、日本は上田を起点にうまく回避し一気に敵陣内へ。堂安のサイドチェンジを受けた前だから鈴木淳之介へボールが渡り、柔らかいクロスに上田が頭で合わせたが、打点の高いヘディングシュートはクロスバー直撃。攻め続けながらも得点が奪えない中、森保監督は64分に田中碧、伊東純也、中村敬斗を投入する。
するとその直後、右サイドで相手DFの背中を取った伊東が中央に折り返し、上田や中村が絡んで最後は田中碧が強烈なシュートを放つ。これは枠を捉えきれなかったが、71分には左から仕掛けた中村が一瞬の加速で相手DFを置き去りにすると、グラウンダーの折り返しを最後は堂安が流し込んで勝ち越しに成功。途中起用された選手たちがこう着状態だった試合を動かした。
流動的な攻撃を見せる日本は、75分に中央での巧みな連携から上田が抜け出しネットを揺らしたが、オフサイドで得点は認められず。それでも、フレッシュな選手を投入しながら攻め続けた日本は2-1で試合を締めくくり、2011年以来のキリンカップサッカー制覇を決めた。
【スコア】
日本代表 2-1 ニュージーランド代表
【得点者】
1-0 28分 上田綺世(日本代表)
1-1 32分 ベン・オールド(ニュージーランド)
2-1 71分 堂安律(日本代表)
【スタメン】
日本代表(4-2-3-1)
GK:鈴木彩艶
DF:中野就斗(64分 伊東純也)、瀬古歩夢、伊藤洋輝、鈴木淳之介(77分 荒木隼人)
MF:佐野海舟(87分 田中聡)、鎌田大地(77分 佐野航大)、堂安律(87分 松木玖生)、久保建英(64分 田中碧)、前田大然(64分 中村敬斗)
FW:上田綺世(77分 塩貝健人)
By サッカーキング編集部
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