決勝点を決めた山本理仁(左)、佐藤恵允(右)[写真]=Getty Images
パリオリンピック(パリ五輪)2024・男子サッカー予選グループD第2節が現地時間27日に行われ、U-23日本代表とU-23マリ代表が対戦した。
パリ五輪初戦で南米王者のパラグアイに5-0で快勝した日本は、アフリカ予選にあたる「U-23アフリカネーションズカップ」で3位に入り、5大会ぶり2度目の本大会出場権を獲得したマリとの第2戦に臨んだ。勝てば決勝トーナメント(準々決勝)進出が決まる状況で大岩剛監督は、初戦からスタメン3人を変更。バックアップメンバーに選出されていた山田楓喜がスタメンに入り、DF木村誠二に代わってDF西尾隆矢、パラグアイ戦で2得点を決めたMF三戸舜介に代わり、MF荒木遼太郎が先発に抜擢された。ベンチにはDF内野貴史が入り、DF鈴木海音と初戦で負傷したMF平河悠がメンバーから外れた。
キックオフ直後から日本はアグレッシブにプレーし、いきなり荒木と細谷真大の連係でシュートまで持ち込む。初戦に続き、試合の流れの引き寄せる効果的な立ち上がりとなった。
序盤はボールを支配して攻撃的に試合を進めた日本。しかし、不用意なパスミスからボールを失い、身体能力が高いマリのカウンターの脅威にさらされる。11分にはティエモコ・ディアラにサイドから突破を許し、鋭いシュートを放たれた。GK小久保玲央ブライアンの好セーブでピンチを凌いだが、肝を冷やす場面だった。
マリが一つチャンスを作り、少し勢いづいたが、日本はキャプテンのMF藤田譲瑠チマを中心に試合をしっかりコントロール。敵陣では荒木が積極的にボールに触り、主導権を渡さなかった。ただ、マリも1対1の守備の強さを見せ、日本に決定的なチャンスを作らせない。互いに譲らず、試合は拮抗した展開となった。
日本は右サイドの関根大輝と山田楓喜のボールタッチが増え、マリの左サイドを崩しにかかる。34分には右から左へ展開し、最後は斉藤光毅がカットインからシュート。37分には右サイドでボールを奪い、藤田から最終ラインの背後へ抜け出した荒木へスルーパス。しかし、これはわずかに合わず、GKとの1対1に持ち込むことはできなかった。
前半終了間際の45分、日本にピンチが訪れる。左サイド深くまで攻め込まれると、DFアメド・ディオマンデに遠めから右足を振り抜かれた。強烈なシュートは枠内を捉えたが、小久保が再び好セーブ。前半はこのままスコアレスで終了した。
後半も立ち上がりから日本がアグレッシブに攻める。細谷のボールキープを起点に最後は斉藤がペナルティエリア内で仕掛けてシュート。だが、これは惜しくもブロックに遭い、得点には至らなかった。
前半よりもオープンな展開となり、日本はマリにカウンターを許してしまう。50分には中央をドリブルで突破されシュート。56分にはスルーパスからあわや失点の場面を作られたが、高井幸大の体の張った守備で難を凌ぐ。
ピンチは続き、63分にはペナルティエリア内からブライマ・ディアラに決定的な枠内シュートを許してしまう。だが、これは小久保が素晴らしい反応速度を見せ、左手1本のセーブ。守護神の活躍で無失点で切り抜ける。さらに71分には、フリーキックからペナルティエリア内でシェイクナ・ドゥンビアにヘディングシュートを許すと、ボールはポストに当たって枠を外れた。
その後も74分にオフサイドになったものの、不用意なボールロストからシュートを許し、小久保が再びセーブ。日本はなかなか流れを取り戻せず、苦しい時間帯となった。
それでも、我慢の時間帯を無失点で凌ぐと、76分に日本が決定機を迎える。細谷が最終ラインの背後へ抜け出して低く鋭いクロスを供給すると、ゴール前へ三戸が飛び込んだ。しかし、惜しくもボールに合わせることはできず、得点には至らなかった。
引き分けも見えてきた試合終盤の82分、ついに試合が動いた。細谷が強靭なフィジカルで強引に右サイドを突破してゴール前にクロスを送ると、途中出場の佐藤恵允がシュート。相手GKがこぼしたところを後ろから長い距離を走り込んだ山本理仁が詰めて、ゴールに押し込んだ。日本が待望の先制に成功する。
このまま終了かと思われた後半アディショナルタイム、1点を追いかけるマリに怒涛の攻撃を受けると、相手のシュートがペナルティエリア内で身を挺してブロックに入った川崎颯太のハンドを誘発し、マリにPKが与えられた。しかし、このPKをドゥンビアが失敗した。
このまま試合は1-0で終了。この結果、日本の2大会連続準々決勝進出が決定した。
次の最終節は日本時間30日28時(31日早朝)に2試合同時キックオフで行われる。U-23日本代表は首位突破をかけてU-23イスラエル代表と対戦する。U-23マリ代表はU-23パラグアイ代表と対戦予定となっている。
【スコア】
U-23日本代表 1-0 U-23マリ代表
【グループD順位】
1位:日本(勝点6/+6)
2位:パラグアイ(勝点3/-3)
3位:マリ(勝点1/-1)
4位:イスラエル(勝点1/-2)
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By サッカーキング編集部
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