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JFAの文化創造拠点『blue-ing!』が完成 森保&池田代表監督や現役&元日本代表が最新技術に驚き

2023.12.21

現役・元日本代表でトークショーも開催 [写真]=JFA

 日本サッカー協会(JFA)は、12月23日にJFAサッカー文化創造拠点『blue-ing!』を、東京都文京区「東京ドームシティ」内にオープンする。これに先駆け、21日に記者発表会を実施した。

 発表会にはJFAの宮本恒靖専務理事と同施設を監修(一部制作)した筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター長の落合陽一氏が登壇。施設内にあるカフェのメニューをプロデュースするなど、いろいろな形でかかわってきた宮本専務理事は、「素晴らしい施設ができたと思っています。『サッカーをもっと“大きな存在”にしたい』がテーマとしてある。2002年の日韓大会で見たもの、ピッチから見たスタンドの景色、サポーターの姿、街を埋め尽くした青いユニフォーは初めて見た姿でした。ワールドカップ優勝という目標を叶えたときに、また新しい景色が見える。その景色が見える瞬間をみんなで叶えたいと思っています」と挨拶。

 また、最新技術を駆使した体験コンテンツや2023年2月に休館した『日本サッカーミュージアム』に展示されていた展示品やJFAが収蔵する貴重な資料も見ることができる『DISCOVERY』エリア(有料)を主に手掛けた落合氏は、「『文化創造拠点』であることがポイントです」とし、日常の行動・生活の中でサッカーに触れる、話題に出るような施設になるように考えたと説明。『DISCOVERY』エリアではアプリを使用し、AIと対話をしながら展示品の説明や質問への回答ができるような仕組みを導入。また、選手視点をバーチャルで体験できるアトラクションや、自分がピッチに立っているかのようなシアターも併設。特に落合氏が「絶対にやりたかった一つ」だったのが、『DIGITAL COLLECTION』とのことで、JFAが保管する膨大な資料を三次元で体験できる。「ボールやシューズを全方位から見ることができるなど、なるべく多くのものを大きくしたり、近づいたりして見れるようにしたかったんです。ミュージアムとして画期的だと思っています」と、実物展示はスペースが限られている中で、多くの歴史やサッカーの現在、未来に触れてもらえるような施設にしたと説明した。

 特に両者が強調したのは、『未来』を考える施設にしたいという点。次世代のファン層を意識しているとして、落合氏は「現在の中高生は動画を見ながらサッカーを学ぶ世界です。10年後にはAIで学んでいく世代になります。AIと会話をしながらサッカーを学ぶ、楽しんでいく世界が重要となっていくので、そこを考えました」と説明。「ぜひ修学旅行などでもきてほしい」(宮本専務理事)、「土日に東京ドームでのイベントやラクーア、サッカー見たい!と子どもたちに言ってもらいたいですね」と呼び掛けている。

 さらに発表会には森保一日本代表監督、池田太なでしこジャパン監督をはじめ、現役なでしこジャパンの長野風花(リヴァプール)、元日本代表の鈴木隆行氏、稲本潤一(南葛SC選手兼コーチ)、槙野智章氏、澤穂希氏、岩渕真奈氏が登場。トークショーを行った。

 森保監督は施設について「過去を知り、現在や未来を楽しめる素晴らしい場所」と表現。「サッカーって何だろうと興味を持ってもらえる人にも楽しめる、多くの方に知ってもらえる場になってほしいです。サッカーが日常の活力、楽しみの一つになってもらえるように認知されていってもらえると嬉しいです」とコメント。「最新テクノロジーを駆使して未来を感じた」と驚きの様子も浮かべた池田監督も「今、私はピッチからサッカーの楽しさが伝わればということで活動していますが、未来に向けてここから様々な発信もできるので、サッカーの発展に力を合わせていきたい」と期待を込めた。

 現役・元日本代表が並んだトークショーでは、会場で特別編が放映される『TEAM CAM』に言及。男女日本代表が戦った直近のワールドカップの裏側が収められており、鎌田大地がスペイン戦前に戦術確認で「ダイアゴナルに動くからブスケツの脇が空く」と具体的な試合へのアプローチをする姿など、JFAの公式YouTubeでも見れない、特別なものになっている。現役代表としてカメラが密着している中で戦う長野は、「リラックスした状態でしゃべっていたりもするので、それを見てもらって選手の思いとか、メディアで話せないことも少し出ていたりするので」とTEAM CAM事情に言及。「『こういう動画が出ます。チェックしてください』というのもあります」と、裏側にも触れている。

 男子の元日本代表勢は「今はいろいろと気を使うだろうなと思います(笑)。特に稲本とか…」と鈴木氏が話を振れば、「文句とかめっちゃ言ってましたからね(笑)。油断できないですよ、鼻毛が出ているとか」と笑わせつつ、「裏での人に見せない努力などはいろいろな人に知ってもらって感じてもらいたい」とコメントしている。

 なでしこジャパンは2月に開催するパリオリンピック最終予選で朝鮮民主主義人民共和国とアウェイ、ホームの対戦に臨み、2戦合計で勝利すれば本戦へ進める。OGである両名が「力を合わせて、全力で戦ってきてください」(澤氏)、「絶対勝ち取ってくれると思う。私はその周りのサポートや女子サッカーの盛り上げを頑張っていきます」(岩渕氏)とエールを送れば、長野も「本当に厳しい戦いになると思いますが、強い気持ちをもって、必ずオリンピックの切符を獲得したい」と力を込めた。

 男子代表は元日にタイとの親善試合後、すぐにAFCアジアカップ2023へと向かう。「今の代表は能力高く、経験もあります。何も心配していません。プレッシャーはあると思いますが、リラックスして戦えば必ず勝ってくれると思います」(鈴木氏)、「アジアカップでは日本は格上という位置になります。難しい試合になると思いますが、必ず勝ってくれると思いますし、その後のワールドカップ予選へいい状態で臨んでほしいです。ワールドカップベスト8を目指して頑張ってほしいです」とエールを送っている。

 JFAサッカー文化創造拠点『blue-ing!』は23日から東京ドームシティに正式オープン。アジアカップではグループステージ3試合でパブリックビューイングも行われる予定になっている。

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