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元日本代表監督のザッケローニ氏、自宅で転倒して集中治療室に…現在も意識戻らず

2023.02.11

日本代表を4年間率いたザッケローニ氏 [写真]=Getty Images

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、イタリアの自宅で転倒して意識を失い、集中治療室に入っている模様だ。10日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が報じている。

『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、ザッケローニ氏はイタリアのチェゼナーティコにある自宅にいた際に転倒し、地面に頭を打ったという。救急隊員が到着した時、ザッケローニ氏は屋内の階段付近の床に意識を失って倒れている状態。転倒によって生じた頭部のダメージに対する初期治療が行われた模様だが、同紙は「負傷そのものが意識不明の原因だったのか、それとも既往症の結果として転倒が生じたのかについては明らかではなかった」という。

 ザッケローニ氏は、すぐに救急車でマウリツィオ・ブファリーニ病院に搬送され、CT検査を実施。その結果、状況が深刻であることが判明し、集中治療室に収容された。同氏は現在も意識が戻っていないという。

 現在69歳のザッケローニ氏は、イタリア北部ロマーニャ地方に所在する町メルドラ生まれ。現在も居住するチェゼナーティコには、幼少期に転居した。16歳の時に肺の病気に罹り、若くしてプロサッカー選手の道は断念。1983年、30歳の時に当時セリエC2だったチェゼナーティコの監督に就任して本格的に指導者の道を歩み始めると、以降も着実にキャリアを積み重ねていく。ウディネーゼやミラン、ラツィオ、インテル、トリノ、ユヴェントスといったイタリアの名門クラブを率い、名将の評判を得ていった。

 2010年には、日本代表の監督に就任。日本代表では、2011年のAFCアジアカップや、2013年の東アジアカップ制覇を経験している。“ザック・ジャパン”の集大成として臨んだFIFAワールドカップブラジル2014では、1分2敗で無念のグループステージ敗退。最終的な結果は伴わなかったが、パスワークを主体とするサッカーは高い評価を得た。

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