ドイツ戦にフル出場し、攻守に奔走した伊東純也 [写真]=Getty Images
日本代表FW伊東純也(スタッド・ランス/フランス)が、23日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・グループE第1節のドイツ戦を振り返った。
前半はドイツ代表に圧倒され、33分にPKで先制を許した日本代表。しかし、後半はシステム変更と選手交代が奏功し、共に途中出場の堂安律(フライブルク/ドイツ)と浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)のゴールで逆転に成功。2-1で勝利を収め、決勝トーナメント進出に向けて幸先の良いスタートを切った。
90分間ピッチ狭しと走り続け、攻守両面で高い貢献度を示した伊東。「前半はチャンスらしいチャンスがなくて、相手をリスペクトしすぎて、引きすぎてしまいました。自分も基本的には前に出たかったんですが、やはり難しくて、前に出るパワーもないという感じでした。後半はシステムも変えて、自分がセンターバック(CB)にプレシャーをかけるというスタイルに変えました。うまく2シャドーでプレッシャーをかけて、サイドでハマったところでショートカウンターとか、相手がすごく嫌がっているのは感じました」と試合を振り返った。
また、逆転勝利については「システムの変更、そして前からプレスに行くというのがうまくハマりましたし、途中から入った選手がゴールに絡み、得点を決めてくれました」とコメントしつつ、「90分通してみんなで戦うことが大事ですし、相手が疲弊した時にサブの選手がしっかり決めてくれるのがチームの力だなと感じました。ベンチを含めて良い選手が揃っていますし、誰が出ても良いというところで、今日はそういった伏線を見せられたと思っています」と”チーム力”への自信を語った。
自身初のW杯でのプレーについては「ミスは多いと感じましたけど、前半はそんなことを考える余裕もなく守備に追われてたので、難しかったですね。でも最後まで粘り強く走って勝てたので、トータル的には良かったと思います」と振り返った伊東。続けて「今日も自分はゴールに絡みたかったですし、本当に次の試合は自分が試合を決めてやろうという気持ちでいます」と次戦への意気込みを示した。
By サッカーキング編集部
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